Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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二年半ぶりに再訪したダメ男金子光晴の聖地バトゥ パハッ

皆様、こんにちは。

 

マレーシア好きなら一度は耳にしたことがあると思われる地名Batu Pahat(バトゥ パハッ)。Johor州(ジョホール州)の小さな町で、遠い昔詩人の金子光晴が長期滞在した町として知られています。

 

malaysiacinta.net

 

今回、久しぶりにこの町を訪れて感じたことをつらつらと綴ってみたいと思います。

 

 

【今もその存在感を静かに放つ、旧日本人倶楽部」

 

何度か訪れているこの町ですが、今回は二年半ぶりの再訪。ぶらぶらお散歩しつつ特に考えなしで歩いてきたけれど、やはり一番最初にたどり着いたのはここでした。

 

詩人金子光晴がこの町に滞在していた頃は健在だった、旧日本人倶楽部が入っていた建物です。

 

 

お天気も良かったので、青空の下で写真が撮れました。


 

【華系住民が多く暮らす旧い建物が残る町】

 

町全体としてはまあまあ規模はある町バトゥ パハッ。とは言え、そんなに活気があるというほどでもなくて見所も別にないので(笑)、散歩好きな方が旅で訪れて散策するにはちょうどいい感じの町なんですよね。おそらく暮らすには若者はすぐに飽きてしまうだろうなということは分かりますが…。

 

華系マレーシア人が多く暮らす町なので最初はなんとなくとっつきにくい人もいるのですが、ちょっと言葉を交わすとそこはマレーシア人。皆さんとても親切だし、容赦なく話しかけられます。

 

 

旧くからそこに佇むショップハウス群もそのまま残っているで、すごく良い雰囲気です。

 

【川沿いの屋台エリアは美味しい華系ご飯がたくさん!】

 

中途半端な時間に移動をしてきて町歩きを開始したので、夕方早い時間から「よおーし!夜ごはん行くぞ!」と張り切って川沿いの屋台が並ぶエリアに。この川沿いエリアは色々な屋台が集結しているフードコートで色々食べたい人にオススメです。

 

 

まずは醸豆腐/Yong Tau Foo(ヨントウフ)を食べ…。日本のおでんみたいな感じで、すり身の具が入っていて美味しいのです。具を選ぶのも楽しいのがヨントウフ!特にゴーヤが美味しかったです。

 

 

食べ足りないと思い、さらにお隣のお店で結構頻繁に頼む人がいた、このあんかけ麺をオーダーしました。

 

 

しかしながら、この時にオーダーを間違えるという事態に。中国語しか理解しないおばさまとジェスチャーでオーダーのやり取りをしたのですが、麺の後に野菜を指差されまして、てっきり私はこのあんかけ麺に野菜をトッピングできるのだと思い込み、青梗菜を指差しました。

 

そしたらなんと!あんかけ麺とは別に、青梗菜のオイスターソース炒めが別皿で、しかも結構なボリュームで出てきましてビビりました(笑)。

 

ヨントウフ食べた直後にこんなに食べるの??と自問自答しながら、うんうん唸りながら頑張って完食しましたよ。美味しかったけど苦しかったです(笑)。

 

これだけマレーシアに通っているのでオーダーでありがちな失敗はあまりないのですが、久しぶりにやってしまった!な感じの出来事でした。でも美味しかったし、二皿も頼んだのに安かったから良しとすると前向きに捉えました。

 

【時間の流れ方がゆっくりなコピティアムで過ごすお茶タイム】

 

華系のお店が多いバトゥ パハッの町のあちこちにある、マレー系のお店とはまた雰囲気の違う華系のKopitiam(コピティアム)。こじんまりとした町だからどのお店も空いていて、とても居心地がいいです。

 

 

混雑もしないこんなコピティアムでのんびりとお茶をいただいていると、働いている時のあくせくとした時間の流れ方が嘘のようにリラックスできます。こういう人生もあるんですよね。

 

【老舗だけれどちょっと不気味なGarden Hotel

 

小さな町なのでホテルの選択肢は少ないバトゥ パハッ。この町では老舗ホテルと言ってもいい、この「Garden Hotel」はバスターミナルからすぐのところにあって、私も過去に一度泊まったことがあるのですが…、友達との間で「廃墟ホテル」と呼んでいます(笑)。

 

 

ホームページなどはいい感じの雰囲気になっていますが、老朽化は結構進んでいるし、部屋もムダに広くてなんとなく暗い感じで居場所をつかみずらくて怖いのです。居場所が見つからず、せっかく広いのにベッドの上にいつもいるみたいな過ごし方をしてた記憶があります。

 

建物の裏側はかなり老朽化が進んでいて、その外観も含めて「廃墟ホテル」と呼ぶように(笑)。パッと見は綺麗だしそこそこ見栄えは良いのですが、裏側や内部を知ると「・・・」という感じになるホテルです…。

 

※2021年1月追記

現在はどうやら休業か廃業をしてしまったのか、ホテル予約サイトでも情報が上がってこなくなっています。


最近は快適なホテルも少しずつ増えていまして。この時の旅では「B&S Boutique Hotel」に滞在しました。バスターミナルからは徒歩5分くらいで、受付の女の子がとても親切!まだ新しいということもあって当たりでした。次回もまた、ここに泊まろうかな。

 

 

【最後に】

見所は特にない町バトゥ パハッですが、マレーシアの古い町並みを眺めたい人にはとても散策しがいのある町だと思っています。あえて何泊かしてみた、金子光晴が当時過ごしたような、「何もしない」過ごし方をしてみるのも個人的にはオススメしたいです。