皆様、こんにちは。
先日台北に滞在した際、かねてから行ってみたいと思っていたモスク「台北清真寺(Taipei Grand Mosque)」に行ってきました。前回台北を訪れた際はあいにくの雨で訪問が叶わず…。今回はお天気に恵まれたので、やっと行くことができましたので、ご紹介します。
- 【自然の中を進む台北清真寺(Taipei Grand Mosque)までの道】
- 【重厚感あふれる素敵なモスク】
- 【大切に使われている素朴で清潔感に満ちた内部】
- 【可愛らしいステンドグラスが埋め込まれた礼拝所】
- 【モスク内の案内にもインドネシア語が。台湾のイスラム教徒はインドネシア人率が高い!】
- 【最後に】
【自然の中を進む台北清真寺(Taipei Grand Mosque)までの道】
MRTの大安森林公園駅で下車。台北の都会のど真ん中にある、代々木公園のような大きな公園の横を歩いてモスクに向かいます。
周囲には他にも大きなキリスト教会や学校が立ち並び、とても静かな雰囲気です。土曜日ということもあり公園にはジョギングや運動に来ている人も多く、なんだかのんびり。でも気温は28度と暑かったので、日傘を差しながらのんびりと歩いて向かい、10分ほど歩いた頃に到着しました。
【重厚感あふれる素敵なモスク】
存在感のある台北清真寺(Taipei Grand Mosque)。
1960年に建てられたこのモスク、重厚感がありながらもシンプルな建物でとても素敵です。台湾の言葉では「台北清真寺」と書きます。
【大切に使われている素朴で清潔感に満ちた内部】
マレーシアのモスクのように入口にいる係の人に声をかけて入ろうかな…と思っていましたが、誰もいません…。土曜日の昼間だし、そろそろ礼拝に来る人もいるだろうと思っていたのですが、誰もいません。
服装は手足が隠れる服装でしたし、髪の毛もスカーフをきちんと巻いて隠していたので失礼にはあたらないかなと思い、靴を脱いで入らせていただきました。
女性の礼拝所は二階でしたので、この階段から上へ上がります。
女性の礼拝所に置かれていた可愛らしいイスと机。壁や窓、いたるところが古さはありながらもひとつひとつ大事に使われていることが伝わってくる空間です。
【可愛らしいステンドグラスが埋め込まれた礼拝所】
手動の開閉式になっている窓にはステンドグラスが埋め込まれていて、陽が当たるととても綺麗でした。
この女性用礼拝所で30分ほど座って過ごしました。私がこのモスク内にいる間どなたも訪れることがなかったため、ずっと一人でこのモスクの中を眺めていました。静かでとても良い時間を過ごせました。
【モスク内の案内にもインドネシア語が。台湾のイスラム教徒はインドネシア人率が高い!】
そろそろ失礼しようかな、と下へ降りると、おおっ!人が来ました!マレー系らしき雰囲気の方に見えたので、マレー語で話しかけてみたらインドネシア人でしたが少し立ち話を。
台湾のイスラム教徒はそう多くはないので、普段のモスクはこんな感じで静かなのだそうです。礼拝の時間にはもう少し人が来るし、金曜礼拝の時は外まで人があふれてしまうくらい大勢の人が訪れるのだとか。主にインドネシア人が多く、あとは駐在で住んでいたり旅行で訪れているイスラム教徒が来るくらいで、台湾人でもとから在住のイスラム教徒はほとんどいないのだと教えてくれました。
インドネシア人が多く訪れるとあって、モスクの中の注意書きもちゃんとインドネシア語が併記されていました。
最後にやっと来訪者に出会えたので、このモスクに来ることができた記念に写真を撮っていただきました。
【最後に】
こちらのモスクは正式に観光客や異教徒の見学を受け入れているアナウンスは行っていませんが、見学者の受け入れは基本的には許可しているようでした。
礼拝の時間を避け、服装のルールなどを守っていれば入場ができますので、異教徒の方はできれば中に入る許可をいただいたうえでマナーを守って過ごすことを心がけましょう。