Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

MENU

マレーシア映画『Pinjamkan Hatiku』に現れた懐かしいカンポン!パハン州のスンガイ レンビン

皆様、こんにちは。
 
2018年11月、自身の結婚式をマラッカで行うためにマレーシア航空に乗った際、機内である一本の映画を観ました。何気なく選んだその映画から、マレーシアとの強力な縁を感じる出来事があったので記したいと思います。
 
【2015年5月に訪れた町スンガイ レンビンの小さなカンポン】
 
2015年5月にPahang州(パハン州)のKuantan(クアンタン)に滞在したのですが、少し田舎のほうに行ってみたくなり、バスに揺られてたどり着いたのがSungai Lembing(スンガイ レンビン)という山合いにたたずむ小さな町でした。
 

 
山に囲まれているためマレーシア人の間ではトレッキングなども人気らしく、川を挟んだメインの町には小さな宿や食堂、お土産屋さんもあって長閑ながらもそこそこ人の往来もある雰囲気です。
 
その時の出来事は、こちらの記事に記しています。
 
 
そして上記記事内にも書きましたが、この川を挟んで対岸には地元の人達が暮らす小さなKampung(カンポン)、Kampung Melayu(マレー系の村)があります。当時の私は対岸からこのカンポンを見つけ、マレー系の人達が暮らしている様子を見たい衝動にかられて橋を渡り、人懐こいおばさま達にお家に招いていただいたのでした。
 
【三年半後にたまたま観たマレー映画に登場した、懐かしい光景!】
 
そして時は流れて三年半後の2018年11月、飛行機内でマレー映画を観ようかと思いリストを見てみると、マレーシア航空なのにやる気ない感じで(笑)マレー映画は一本だけ。でも、その唯一の一本に私の好きな俳優さんが出ていたし、どうやら好きなラブストーリーっぽいので観てみようと軽い気持ちで観始めたのでした。
 
タイトルは『Pinjamkan Hatiku』です。 
 
出典『Pinjamkan Hatiku』
 
 
冒頭から自然がいっぱいな雰囲気のシーンが多く、これはマレーシアのどこなのかな?と思いながら観ていたのですが、主役の俳優さんが実家の村に帰るシーンが登場したところで「あっ!!」と心臓わしづかみ状態に!このお家、というかこの風景、見たことがある!行ったことある!と衝撃が走りました!大げさではなく、本当にそんな感じだったのです!
 
【あの時目にした光景が作品中にたくさん登場!】
 
ドキドキしながら巻き戻し、ゆっくりと観直しました。そう、これはまさに私が2015年に訪れたカンポンのお家そのものです。
 
【劇中で出てきた村のシーン】
出典『Pinjamkan Hatiku』
 
【私が2015年に撮影したカンポンの同じお家】
 
 
当時の私はこの通りを行ったり来たりと歩き、そして、お家の人達が窓から顔を出してくれて「どこから来たの?一人なの?」と皆さんが声をかけてくれたのです…。懐かしいです。
 
【劇中で出てきたシーン】
出典『Pinjamkan Hatiku』
 
【私が2015年に撮影】
 
私をお家に招いてくれたおばあちゃんも、こんな感じの窓から顔を出し、最後も見送ってくれたと思い出しました。
 
【切っても切れないマレーシアとの強い縁】
 
この映画のストーリー自体もまあまあ面白かったからしっかり観てはいたのですが、それ以上に、自分が訪れたこの小さなカンポンが映画の中に突然現れ、そしてそれを瞬時に見つけて思い出した自分に感動してしまい、観ながらずっとうるうるとしっぱなしでした。
 
KL(クアラ ルンプール)やPenang(ペナン)、Malacca(マラッカ)といった大きな町であればロケ地になることも多く、そしてひと目見てすぐに分かることも多いでしょうけれど、こんな山合いの何にもないカンポンが登場し、そしてなんとそこは過去に自分が訪れたことがある所、ということに感動を覚えました。
 
これだけマレーシアを訪れていて、ハムザと夫婦になりマレーシアに家族と強い縁もできた私。ここまで来るとマレーシアとの切っても切れない縁はたくさんある、といつも思っていた私ですが、今回改めて私のもとにはマレーシアとの縁がどんどん舞い降りてくるのだなと思いました。
 
きっと私が「マレーシアと縁を切りたい」と思っても切らせてもらえない運命なのでしょうね。(別に今、切りたいと思うようなことはありませんが(笑))
 
【最後に】
 
マレーシアで暮らすようになって落ち着いたらもう一度この映画を観たいし、このカンポンに写真を持って行きたいとも思っています。あの時のおばあちゃん達に会えるだろうか。ハムザと結婚をしたことも報告したら喜んでくれるだろうか。そんなことを考えながら、機内であれこれ感慨にふけった私でした。