ドリアンを発酵させたソースで魚料理!?パハン州郷土料理Tempoyak(トンポヤッ)

皆様、こんにちは。
 
今回は東海岸Pahang州(パハン州)の名物料理を紹介します。まずは、美味しそうなパハン料理を前にはしゃいでいる我が家の旦那様の写真から笑。

 
パハン州料理ってどんな料理?と思われるでしょう。パハン州は海も山もある自然豊かな州なので名物料理も色々ありますが、マレーシアらしくて面白く珍しい味で注目すると、やはりドリアンを発酵させたソースTempoyak(トンポヤッ)が代表的です。
 
 
ドリアンの果肉に少し塩を混ぜ、室温で3〜5日ほど置いたら完成という簡単なソース。そのままでも食べられますが、チリやサンバルと合わせて調味料として使用することが多く、特に魚料理に使うと味が引き立つ美味しいソースです。代表的な料理はIkan Patin Tempoyak(イカン パティン トンポヤッ)、魚煮込みのような雰囲気のお料理です。
 
 
そして、このPais patin(パイス パティン)というイカン バカール(マレー風焼き魚)もオススメ。魚にたっぷりとこのトンポヤッを塗り、あとは多分辛いサンバルソースを少し塗って、バナナの葉に包んで焼いています。 
 
 
「ドリアンを発酵」という時点で拒否反応示す方もいるんですが、実はドリアンの味はほとんどせず、むしろすごくフルーティーな味わいでとても美味しく、さっぱりとした白身魚ととても相性がいいです。ほぐしたお魚とトンポヤッ味のソースを白ご飯に和えて食べるのがマレースタイル。
 
 
本当に美味しいですよ~、といくら文章で説明しても、なかなかこの美味しさが伝わらないのがこのトンポヤッの難しいところなのですが、百聞は一見にしかずですからぜひ皆さん食べてみてください。パハン料理ということで、どこでも食べられるという感じではありませんが、なぜか我が家の近所には何軒かあり…(Bangi・Kajangエリア)。KLから少し足を延ばすといただけると思います。

ちなみにこのイカン パティン トンポヤッ、すっかり新型ウィルス騒ぎで忘れ去られた感もありますが、2020年3月初めのマレーシア首相交代劇の際、毎日王宮に詰めていた取材陣に国王が差し入れご飯として提供したことでも知られています。故郷パハン州の味を差し入れご飯としてチョイスするなんて!と、国王の郷土愛が垣間見えるエピソードとして注目されました!