Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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マレーシアのもうひとつのブルー モスク、クアンタン「Masjid Negeri Sultan Ahmad 1」

皆様、こんにちは。

 

マレーシアで「ブルー モスク」といえば、Selengor州(スランゴル州)のShah Alam(シャー アラム)にある「Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz」(英語名は「Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque」)、通称ブルー モスクが有名ですが、実はマレーシアにはもうひとつ、とても美しいブルー モスクがあるのです。

 

今回はその、もうひとつのブルー モスクをご紹介します。

 

 

マレー半島東海岸でブルーモスクといえば、このモスク】

 

マレー半島東海岸Pahang州(パハン州)の海沿いの町Kuantan(クアンタン)。ここに、この町のランドマークとも言えるとても素敵なモスクがあります。その名も「Masjid Negeri Sultan Ahmad 1」、英語名は「Sultan Ahmad 1 State Mosque」です。

 

 

 

ご覧の通り青空に映えるブルーの丸い屋根と壁のカラーから、町の人達からはブルー モスクと呼ばれ親しまれています。

 

高い建物が少ないクアンタンの町で、ひと際目立つモスクとミナレットの存在感たるや。

 

 

モスクの前は広いグラウンドとなっていて、礼拝に訪れる人以外にもスポーツを楽しむ人達も集うエリアであることから町の中心的存在となっています。

 

 

夜にはライトアップもされて、さらに存在感が増します。

 

 

【美しいモスク内の礼拝所】

 

外観が美しいこのモスクですが、モスク内部の礼拝所はさらに必見です。

 

 

丸いドーム型の高い天井、そしてステンドグラスが施された美しい窓から外光も入りこみ、非常に開放的かつ幻想的な雰囲気です。

 

 

ブルー モスクの別名を持つだけあり、ブルーを基調としたステンドグラスが美しいです。

 

 

【可愛らしい女性用礼拝スペース】

 

イスラムの礼拝は男女別々の空間で行うため、入口がそれぞれに分かれています。

 

このモスクでは、女性用礼拝所に入るための入口はこのような素敵なデザインのドアで仕切られ、男性から礼拝の様子が見えないように配慮がされています。

 

 

中に入ると、実は男性がいる広い礼拝所の一部をパーテーションで区切っているしくみ。茶色のパーテーションの向こうは男性用の礼拝スペースです。

 

 

敷き詰められた絨毯は可愛らしいカラー。

 

 

※このスペースは、見学時間内に許可されている場合を除き、男性及び異教徒の方は立ち入り、そしてのぞき見ることもできませんので、ご注意ください。

 

【憩いの場であるモスク】

 

パハン州で最大規模を誇る州立モスクである、このブルー モスク。一度に8,000人程度が一緒に礼拝ができるモスクであるため、イスラム男性達が集団礼拝を行う金曜日ともなると、クアンタン市民はもちろんのこと観光客も訪れて礼拝を行う大切なモスクとなります。

 

 

可愛い子供達もクラス単位や学校行事としても礼拝に訪れます。

 

 

そのモスクの作りから荘厳な雰囲気が漂う中、そこで過ごす人々のゆったりとした動きや礼拝の様子全てから、このモスクが大切な存在となっていることが伺えます。

 

 

【一般見学が可能。ルールを守って見学を】

 

こちらのモスクでは、イスラム教徒以外の観光客の内部見学を受け付けています。

 

見学時間は以下の通り。(2023年3月時点)

  • 土曜日~木曜日の下記時間帯(金曜日は終日不可)
  • 8:00~12:00

  • 15:00~16:00

  • 17:30~18:00

 

 

この正面玄関から入ってすぐのスペースに受付スタッフの方が二~三名常駐していますし、もし不在でもしばし佇んでいれば誰か来て声をかけてくれます。

 

ノートに記帳を求められますので、名前や国籍などを記入。その後は係の方の指示に従って、モスク内を見学します。

 

スタッフが足りている時ですと、英語対応のみですがとても丁寧に解説もしてくれながら一緒に周ってくれます。2015年に私が訪れた際は、記念撮影スポットで綺麗な写真を撮ってくれたり、イスラムについて教えてくれたりととても親切にしていただきました。

 

服装についてもルールを守り失礼のないようにしましょう。男性は半袖はOKですが短パンはNGです。女性は足首と手首あたりまでは隠れるように配慮した服装で、髪はストールなどで見せないようにしましょう。(ゆるっと巻くのみでOKです。) この服装規程が満たされていない場合は、ガウンの貸し出しがあります。

 

余談ですが、2015年(まだ改宗する前でした)の訪問の際、実は数週間前に私の日本人の友人が訪れていました。記帳ノートに友人の名前を見つけて受付の方に言ってみたらその友人のことを覚えてくれていて、「日本人がこんなに来てくれるなんて嬉しい!」と感動してくれて、当時のfbアカウントを交換したことはとても良い思い出です。

 

【礼拝中の方がいる場合】

 

見学は礼拝時間以外の時間に設定されています。ただし、礼拝所では時間を問わず礼拝に訪れる方が常におり、場合によっては見学時間にその礼拝風景に出くわすこともあるでしょう。

 

 

イスラムについて興味がある方はその礼拝を遠くから見ることも可能となります。ただし、見学をする際は礼拝をしている方達の邪魔にならないよう静かに眺めるようにしましょう。写真撮影も状況に応じて失礼にならないよう配慮をしながらシャッターボタンを押すことをオススメします。

 

【最後に】

 

クアンタンの町の人達が誇るブルー モスク、Masjid Negeri Sultan Ahmad 1。見ごたえたっぷりなとても美しく素敵なモスクですので、ぜひゆっくりと時間をかけて訪れていただきたいです。