皆様、こんにちは。
今日は、パイナップル畑に囲まれて美味しいご飯がいただける、南国マレーシアらしさ満喫の山の上のカフェをご紹介します。
- 【周りは全部パイナップル!高台のカフェ「Saudagar Nanas Agrofarm」】
- 【パイナップルメニューからウェスタンまで!豊富なメニュー】
- 【せっかくだから食べておきたい!パイナップルメニューや美味しいレンペン】
- 【パイナップルが入った珍しいサンバル ソース】
- 【料理のオーダーと受取り方法】
- 【週末は混雑必須!早朝から始動がオススメ】
- 【辺鄙な立地&坂の上!アクセスは車のみ】
- 【最後に】
【周りは全部パイナップル!高台のカフェ「Saudagar Nanas Agrofarm」】
KL(クアラ ルンプール)から車で一時間程度南下したSelangor州(スランゴル州)のKajang(カジャン)。そのカジャンの外れにある「Saudagar Nanas Agrofarm」が今回ご紹介するカフェです。
と、住所はカジャンなのでそう書きましたが…、実際はほぼBangi(バンギ)かなあとこのエリアに住む立場としては感じます。が、あくまで住所はカジャンです。
マレー語のNanasはパイナップル。そう、ここはパイナップル農園なのです。
田舎道を案内に従って坂道を上がっていくと、細い道の両脇は全部パイナップル。そしてこのパイナップル畑に囲まれた一番上に、見晴らしの良いカフェが現れます。
パイナップル畑を切り拓いて作られているので、周囲は一面パイナップル!
こんな景色を観ながらご飯をいただくことは、なかなかないと思います。
【パイナップルメニューからウェスタンまで!豊富なメニュー】
パイナップル畑のカフェということで、もちろんパイナップルを使用したメニューが色々あります。
朝から午前中に訪れた場合は「SARAPAN PAGI」と「PINE PLATE」から選びますが、売り切れ次第終了です。ウェスタンメニューの「PASTA & GRILL」と「NUSANTARA」はお昼から。
デザートメニューの「PASTRIES」とドリンクやアイスクリームは終日オーダーできます。(在庫状況によります。)
【せっかくだから食べておきたい!パイナップルメニューや美味しいレンペン】
私のオススメをいくつかご紹介。
まずはなんと言っても、フレッシュで美味しいPineapple Juice(パイナップルジュース)。搾りたてでお砂糖(シロップ)も控えめなので、パイナップルの味を堪能できます。パイナップル畑を見下ろしながらいただく冷たいジュースは非常に美味です。
お次はKaripap Nanas Daging(パイナップル入りカリーパップ)。パイナップルのお皿がキュート!
カリーパップ自体はマレーシアではよく見るおやつですが、ここでは具材にお肉と一緒に刻んだパイナップルが入っています。
カレー粉とお肉に酸味がマッチしていて、すごく美味しいです。生地も弾力があって全体の仕上がりも美味しく、オススメしたいカリーパップです。
そして、パイナップルは使っていないけれど…、すごく美味しかったのが私の大好物でもあるLempeng Kelapa(ココナッツフレーク入りレンペン)です。
レンペンて何?という方はこちらで詳しくご紹介しています。
こちらのレンペン、生地がとても美味しいし焼き加減もちょうど良くて。過去二回訪れて二回とも食べていますが、ハズレなしです。
マレーシアのソウルフードNasi Lemak(ナシ ルマッ)ももちろんあります。ご飯がふんわり炊けていてサンバルも美味しく、レベルが高い味でした。
ナシ ルマッは別にここ以外のどこでも食べられるので優先度としては低くて良いと思いますが、とても美味しいのでもし食べるものに迷ったらチョイスもありかと思います。
【パイナップルが入った珍しいサンバル ソース】
フードメニューと合わせてオススメしたいのが、持ち帰り用として売られているパイナップルを使った、ちょっと珍しいSambal Nanas(パイナップル サンバル ソース)です。
サンバルはマレーシアの食卓には欠かせない辛いソース。作る人やお店、家庭によって味や辛さは様々で、一つとして同じ味はないとまで言われています。
このパイナップルを使ったサンバル、わりと辛いのですがパイナップルの酸味が爽やかな後味で美味しいです。
購入してすぐに開けて(笑)ナシ ルマッに合わせていただきましたが、酸味、そして小さく刻まれたパイナップルの歯ごたえもちょうどよく、食が進みました。
水分が多めのサンバルなので、開封後は冷蔵庫保管がベストです。
【料理のオーダーと受取り方法】
オーダーはこちらのカウンターで。マレー系マレーシア人のスタッフさんが対応してくれますが、基本的にはマレー語がメインです。
オーダーカウンターにはメニューが置かれていますので、指差しと簡単な単語が分かれば問題ありません。それでももし困ったら、前後に並んでいる英語が分かる人に声をかけてみたら助けてくれると思います。(このお店に限らず、マレーシアではよく見る光景ですよね。)
会計時にレシートと共に番号が印字された紙を渡されますので、あとはその番号がアナウンスされたらカウンター、もしくはこの建屋奥の調理コーナーエリアに取りに行くだけです。
が、その番号呼び出しはマレー語の数字でアナウンスになりますので、マレー語が分からない方は自分の番号をマレー語でどう言うのか事前に調べておくか、周りの方に聞くかしてスタンバイすると良いでしょう。
【週末は混雑必須!早朝から始動がオススメ】
辺鄙な場所にあるSaudagar Nanas Agrofarmですが、特にマレー系マレーシア人の間で地味に人気となっており週末はなかなかな混雑ぶりです。
週末の朝8時以降に訪れた人たちは、カウンターで料理を頼むのに一時間並び料理が出来上がるのに一時間かかった、なんて人もいたりするようで。そんなに多くのスタッフで回していないこともあってか、非常にスローペースなようです。
個人的にオススメの訪問時間帯は平日の7時半くらいから10時くらいまで。その時間帯だと混雑もなく、オーダーもサーブもほんの10分もあれば完了します。
さらに、カフェには屋根はあれどもオープンな作りになっていることもあり、高台ということで陽が高くなってくると暑さの問題も出てきますが、この時間帯であれば涼しく快適に過ごせます。
敷地内には一つだけエアコンが効いたスペースがありますが、エアコン好きなマレーシア人ですぐに席が埋まってしまいますし、せっかくの高台なのでテラス席のほうが気持ちいいのでは?とも思います。
とは言え、どうしても週末しかお休みがとれないという方もいらっしゃるかと。その場合はぜひ頑張って早起きをして8時前までには到着できるようにすると混雑を少しは避けられそうです。
また、自然豊かな環境かつ屋外で過ごすカフェということで、暑さなどの気候に加えて虫もいます。時間帯や気温によっては蚊もいますので、気になる方や敏感な方はぜひ虫除けをお持ちいただくと安心かと思います。
【辺鄙な立地&坂の上!アクセスは車のみ】
Saudagar Nanas Agrofarmへのアクセスは、車一択です。Grabでのアクセスも可能ですが、周囲は特にこれと言って見所もなければ大きめの町もない田舎になりますので、帰りのGrab確保はできたとしても時間がかかることを想定しておいたほうがよさそうです。
車で坂を上がりきるといくつかのエリアに分かれて駐車スペースがありますが、カフェに一番近いところから埋まっていきます。
パイナップル畑の奥にもこのように駐車場が設けられていますので、混雑具合で適宜選択できます。
週末の混雑時はスタッフさんが坂の途中に待機して誘導してくれますので、その案内に従ってください。
【最後に】
南国マレーシアらしい、パイナップルに囲まれて過ごせるSaudagar Nanas Agrofarm。都会ではなかなか味わえない素敵な環境のカフェですので、ぜひ機会があれば訪れてみてください。