皆様、こんにちは。
今日は、パイナップル畑に囲まれておいしいご飯がいただける、南国マレーシアらしさ満喫の山の上のカフェをご紹介します。
- 【パイナップル農園のカフェ「Saudagar Nanas Agrofarm」】
- 【カフェの周りはパイナップル畑】
- 【パイナップルメニューからウェスタンまで豊富なメニュー】
- 【せっかく来たなら頼みたい!おすすめメニュー】
- 【お土産にも。珍しいパイナップル入りサンバル ソース】
- 【料理のオーダー&受取り方法】
- 【週末は朝から始動がおすすめ】
- 【オープン席以外にエアコンありの席も】
- 【アクセスは車のみ】
- 【最後に】
【パイナップル農園のカフェ「Saudagar Nanas Agrofarm」】
KL(クアラ ルンプール)から車で40~50分程度南下したSelangor州(スランゴル州)のKajang(カジャン)。そのカジャンの外れにある「Saudagar Nanas Agrofarm」が今回ご紹介するカフェです。
住所はカジャンなのでそう書きましたが、実際はほぼBangi(バンギ)かなあとこのエリアに住む立場としては感じます。が、あくまで住所はカジャンです。
マレー語のNanasはパイナップル。そう、ここはパイナップル農園なのです。
【カフェの周りはパイナップル畑】
田舎道から案内に従って坂道を上がっていくと、細い道の両脇は全部パイナップル。そしてこのパイナップル畑に囲まれた一番上に、見晴らしの良いカフェが現れます。
パイナップル畑を切りひらいて作られているため、周囲は一面パイナップル!
こんな景色を眺めながらご飯をいただくことは、なかなかないのでは。
【パイナップルメニューからウェスタンまで豊富なメニュー】
パイナップル畑に囲まれたカフェということで、もちろんパイナップルを使用したメニューがいろいろあります。
朝から午前中に訪れた場合は「SARAPAN PAGI」と「PINE PLATE」から選びますが、売り切れ次第終了です。ウェスタンメニューの「PASTA & GRILL」と「NUSANTARA」はお昼から。
デザートメニューの「PASTRIES」とドリンクやアイスクリームは終日オーダーできます。(在庫状況によります。)
【せっかく来たなら頼みたい!おすすめメニュー】
私のおすすめをいくつかご紹介。
▶Pineapple Juice/フレッシュパイナップルジュース
まずはなんと言っても、フレッシュでおいしいPineapple Juice(パイナップルジュース)。しぼりたてでお砂糖(シロップ)も控えめなので、パイナップルの味を堪能できます。
甘さはオーダーの際に希望を伝えるとお砂糖(シロップ)なしでも作ってくれますが、マレーシアではフルーツジュースに甘さを加えないという点が理解されにくいためか、しつこく伝えると良いです(笑)。
▶Karipap Nanas Daging/パイナップル入りカリーパップ
お次はKaripap Nanas Daging(パイナップル入りカリーパップ)。パイナップルのお皿がキュート!
カリーパップ自体はマレーシアではよく見るおやつですが、ここでは具材にお肉と一緒に刻んだパイナップルが入っています。
カレーの味とお肉に酸味がマッチしていて、とてもおいしいです。生地も弾力があって全体の仕上がりも美味しく、おすすめしたいカリーパップです。
▶Lempeng Kelapa/ココナッツフレーク入りレンペン
パイナップルは使っていないけれど、すごくおいしかったのでご紹介。私の大好物でもあるLempeng Kelapa(ココナッツフレーク入りレンペン)です。
レンペンて何?という方はこちらで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
こちらのレンペン、生地がとてもおいしいし焼き加減もちょうど良い。過去二回訪れて二回とも食べていますが、はずれなしです。
▶Nasi Lemak/ナシ ルマッ
マレーシアのソウルフードNasi Lemak(ナシ ルマッ)ももちろんあります。ご飯がふんわりと炊けていてサンバルもおいしく、レベルが高い味でした。
ナシ ルマッはマレーシアであればここ以外のどこでも食べられるので優先度としては低くても良いですが、とてもおいしいので食べるものに迷ったらチョイスもありかと。
【お土産にも。珍しいパイナップル入りサンバル ソース】
フードメニューと合わせておすすめしたいのが、持ち帰り用として売られているパイナップルを使ったちょっと珍しいSambal Nanas(パイナップル サンバル ソース)です。
サンバルはマレーシアの食卓には欠かせない辛いソース。作る人やお店、家庭によって味や辛さはさまざまで、一つとして同じ味はないとまで言われています。
このパイナップルを使ったサンバル、わりと辛いのですがパイナップルの酸味が爽やかな後味でおいしいです。
購入してすぐに開け(笑)ナシ ルマッに合わせていただいてしまいました!酸味、そして小さく刻まれたパイナップルの歯ごたえもちょうどよく、ご飯が進むのなんの。
水分が多めのサンバルなので、開封後は冷蔵庫保管がベストです。
【料理のオーダー&受取り方法】
オーダーはこちらのカウンターで。マレー系マレーシア人のスタッフさんが対応してくれますが、マレー語と英語が通じます。
オーダーカウンターにはメニューが置かれていますので、指差しと簡単な単語が分かれば問題はありません。
会計時に番号が印字された紙を渡されますので、その番号がアナウンスされたらカウンター、もしくはこの建屋奥の調理コーナーエリアに取りに行きます。
このお料理カウンター側にいるスタッフさんや調理人たちはマレー語がメイン言語になるため、番号呼び出しはマレー語で行われることが多いです。マレー語が分からない方は自分の番号をマレー語でどう言うのか事前に調べておくか、周りの方に聞くかしてスタンバイすると良いでしょう。せいぜい3桁ですから、すぐに分かります。
【週末は朝から始動がおすすめ】
辺ぴな場所にあるSaudagar Nanas Agrofarmですが、SNSや政府観光局のPRでも紹介されていることなどから特にマレー系マレーシア人の間で地味に人気。そのため週末は混雑することもあります。
週末の午前中遅めの時間帯でゆっくり訪れてしまうと、カウンターで料理を頼むのに並んだりサーブまでに時間がかかった、という場合もあるようで。そんなに多くのスタッフで回していないこともありますし、マレーシアタイムでスローペースです。
個人的におすすめの訪問時間帯は平日であれば8時半くらいから10時くらいまで、土日はもう少し早め到着だと安心かもしれません。ちなみに混雑がなければオーダーもサーブもほんの10分もあれば完了します。
【オープン席以外にエアコンありの席も】
カフェ自体が高台にある、そして席も屋根はあれどもオープンな作りになっていることから、陽が高くなってくると暑さの問題も出てきます。この点も加味するとやはり先ほどご案内した午前中早めの時間帯が涼しく快適に過ごせます。
敷地内には一つだけエアコンが効いたスペースがありますが、エアコンが大好きなマレーシア人(笑)ですぐに席が埋まってしまいますし、せっかくの高台の立地ですからテラス席のほうが楽しめるのでは?とも思います。
また、自然が豊かな環境かつ屋外で過ごすカフェということで暑さなどの気候に加えて当然ながら虫もいます。時間帯や気温によっては蚊もいますので、気になる方や敏感な方はぜひ虫除けをお持ちいただくと安心でしょう。
【アクセスは車のみ】
Saudagar Nanas Agrofarmへのアクセスは、車一択です。Grabでのアクセスももちろん可能ですが、周囲は特にこれと言って見所もなければ大きめの町もない田舎ですので、帰りのGrab確保もある程度時間がかかることを想定しての行動がよさそうです。
車で坂を上がりきるといくつかのエリアに分かれて駐車スペースがありますが、カフェに一番近いところから埋まっていきます。
パイナップル畑の奥にもこのように駐車場が設けられていますので、混雑具合で適宜選択できます。
週末の混雑時はスタッフさんが坂の途中に待機して誘導してくれますので、その案内に従ってください。
【最後に】
南国マレーシアらしい、パイナップルに囲まれて過ごせるSaudagar Nanas Agrofarmをご紹介しました。
都会ではなかなか味わえないすてきな環境ですし、いろいろ美味しいものももりだくさんですので、ぜひ機会があれば訪れてみてください。