Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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KLの隠れ名店「No. 9 Kuching Noodle Kitchen」で美味しいMee Kolok(ミー コロッ)

皆様、こんにちは。

 

ボルネオ島に位置するマレーシアのSarawak州(サラワク州)。そのサラワク州の人達が好んで食べているMee Kolok(ミー コロッ)という麺料理があります。

 

以前サラワク州の町Kuching(クチン)を旅した際に見つけた美味しいMee Kolok(ミー コロッ)をご紹介しましたが、今日はクチンまで行かずとも、KL(クアラ ルンプール)の真ん中で美味しいミー コロッが食べられるお店をご紹介します。

 

本題に入る前に、ミー コロッとは何?という方はぜひこちらの記事で予習をしてみてください。

 

malaysiacinta.net

 

 

【マレーシア人達の社食的存在Medan Selera(メダン スレラ)】

 

今回ご紹介する美味しいミー コロッのお店は、オフィスビルの中などにあるMedan Selera(メダン スレラ)と呼ばれる食堂エリアにあります。

 

さて、メダン スレラとは?

 

マレーシアでは町のあちこちにレストランや食堂、そして屋台などご飯スポットが溢れています。そんなマレーシアでの働く人達が安く美味しく食べられる、日々のランチの味方となるのがいわゆるフードコート、Medan Selera(メダン スレラ)です。

 

メダン スレラは基本的にローカルフードがいただけるフードコートスタイルの食堂で、オフィスビルやモール、公共機関など大きな建物であればだいたいあります。が、非常に目立ちにくい場所だったりアクセスが分かりづらい場所にあるなど、その建物内に精通していないと見つけられないことも多いスポットです。

 

 

スタイルはだいたい同じで、たくさんのお店が並ぶ中から自分が食べたいお店でオーダー。そのスペースに広がるイートインエリアでいただきます。もちろん持ち帰りも可能。

 

レストランとは違いオシャレ感などは一切ありませんが、価格はかなり抑えめでローカルフードに関しては美味しいお店も多いのが特徴。

 

オフィスワークでも肉体労働でも、日々のランチ代は抑えたい!というのは皆さん万国共通。そんな働く皆さん達の強力な味方がこのメダン スレラ、つまり自分が働くビルの社員食堂的な存在なのです。

 

【ビルの上でひっそり営業中!「No. 9 Kuching Noodle Kitchen」】

 

前置きが長くなりましたが、いよいよ本題に。

 

そのメダン スレラにひっそりと佇む今回のお店。このビルで働いている人なら見つけることは容易ですが、そうではない人達はこのお店に行こう!と思わなければたどりつけないお店でしょう。

 

それがこの、「No. 9 Kuching Noodle Kitchen」です。

 

 

 

このビルの裏側(いや厳密には表側なんですが)は大通りとなるJalan Raja Chulanとなり、そこに面して正面玄関のある綺麗なオフィスビル、Menara Bousteadがあります。そのビル付属となるパーキングメインのビル内にあるお店。(お店までのアクセスは後ほど記します。)

大昔から当たり前に歩いていた道でビルの存在も知っていたのに、そのビルの8階にこんな名店があるなんて、今まで気が付かなかったことが悔しい!

 

【丁寧に作られた光り輝くミー コロッ】

 

こちらでの看板メニューはもちろんミー コロッ。というわけで、まずは定番のメニューをいただくことに。オーダーをすると、感じの良いお兄さんが作ってくれました。このお兄さんはオーダーから会計まで常に親切で丁寧。非常に好感度大です!

 

 

お客さんも少ない時間だったので、テーブルに持って行くよ~と。混むランチタイムなどは、セルフスタイルになるかもしれません。

 

BBQ&ミンチチキンのミー コロッ、レギュラーサイズです。もちろんドライスタイルにしました。

 

 

一緒についてきたチキンスープを三さじほど麺の上からかけて少しほぐし、お肉などと麺を混ぜてからいただきましたら…。美味しいです!!

 

 

麺がもちっとしていて茹で加減もちょうどよく、そしてお肉とその味付けも塩味が好み。これは美味しい~!

 

 

麺も何種類かあるし、ジンジャーチキン味も食べてみたい。色々食べ比べてみたいので、あと10回くらい行きたいです(笑)。

 

ちなみにこちらのお店はノー ポーク&ノー ラードということで、イスラムの人達も食べることができます。ただし、ハラール認証マークはありませんでしたので、個々の判断によります。

 

【お店へのアクセス】

 

このお店、外側から見ただけでは絶対に見つけられません。

 

まず、先ほども記したJalan Raja Chulanに面したオフィスビル、Menara Bousteadの裏側の道であるLorong Ceylonへ入ってください。ビルのすぐ横からは周れませんので迂回する感じです。

 

Menara Bousteadビルの裏側にあるビルがこちら。このビルの8階が目指す場所です。

 

 

特に通用門のような出入り口もありません。この駐車場への車用の入口から入り、すぐ左側にある細い通路をそのまま進めば、8階へ向かうエレベーターホールがあります。

 

 

エレベーターホールにはこのような表示板もありますし、エレベーター横には目指すお店「No. 9 Kuching Noodle Kitchen」の案内も貼られていました!

 

 

目指す8階でエレベーターを降りると、これまた何の案内表示もなくこの空間に。この写真の右側にある小窓つきのドアを開ければ駐車場スペースが広がっています。

 

 

駐車場の向こうに、Food Cortという文字が見えますので、そこを目指せば到着です!

 

 

一歩足を踏み入れると、こんなカラフル空間が広がっていますよ。

 

 

【居心地抜群な食堂空間】

 

このお店、ビルの8階にあり、そして一部は半オープンな作りとなっていますので風が通って気持ちが良い空間です。

 

壁に近いテーブルだと、このような眺望。駐車場ビューではありますが(笑)、私は嫌いではありません。

 

 

ドリンクはこのミー コロッのお店の隣に。自分でオーダーに行ってもいいし、テーブルにいると明るいお姉さんが聞きに来てくれます。

 

 

このフロア全体、お客さんもスタッフも両方に言えることですが、基本的にマレーシア人、もしくは外国から働きに来ていると思われる労働者の皆さんが集う場所で、皆さん非常にフレンドリーで優しいです。

 

急に変な時間に一人でミー コロッを食べに来た、このビルの人じゃない雰囲気の私に声をかけてくれる方も多く、そして色々優しくしていただきました。

 

このお店を初めて訪れた際も、入口を見つけられず何往復かしていたら駐車場入口にいた係のおじさんが「どこに行きたいの?」と、遠くから声をかけてくれて無事にたどり着きました。

 

他の清掃スタッフさんなども親切に8階まで案内してくれたりと皆さんとても優しいので、分からなかったらすぐ聞いてしまってもいいかと。(ただし、人けのないエリアへ誘導された際は用心し、都度判断をしてから着いて行ってください。)

 

【最後に】

 

KLの都会の真ん中でひっそりと営まれているミー コロッの名店「No. 9 Kuching Noodle Kitchen」をご紹介しました。派手さは一切ありませんが色々な意味で温かく良いお店ですので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。

 

今回ご紹介したお店だけでなく、ローカル度満点のメダン スレラは慣れないと少し入りづらいと感じる方もいることは事実ですが、私の経験上では皆さん優しく親切な方が多く、そしてアットホームな雰囲気で居心地良いことが多いです。

 

明らかに外国人と見える人は珍しく思われて最初は視線を感じたりするかもしれませんが、どうぞ安心して訪れてみていただきたいです。そして、そこで営まれているお店も美味しいことが多いので、ぜひ色々試してご自分のお気に入り店を見つけてみてください。