Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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バンギの人気店「Restoran ZNI」で味わう酸っぱ辛いマレー料理Asam Pedas(アッサム プダス)

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皆様、こんにちは。

 

マレーシアに数あるおいしい料理のなかでも、「辛さ」と「酸味」がくせになるAsam Pedas(アッサム プダス)。お魚を楽しむ料理で、マレーシアでも特にMelaka州(ムラカ州)とJohor州(ジョホール州)の海沿いを中心に食べられることの多い、主にマレー系のマレーシア料理です。

 

以前、こちらの記事でそのアッサム プダスの概要について解説しています。

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ムラカ州(とジョホール州)の郷土料理にも関わらず、マラッカに遊びに行く多くの方が未だ食べたことがない(笑)アッサム プダス。意外と知る人の少ない隠れマレーメニューなのかもしれません。

 

というわけで、まだ食べたことがないよ、でもマラッカやジョホールにしばらく行く用事はないよ!という方に向けて、今回は私が暮らす町Bangi(バンギ)の地元民に愛されるジョホール料理店「Restoran ZNI」でいただけるおいしいアッサム プダスをご紹介します。

 

 

【マレーシア南部の郷土料理Asam Pedas(アッサム プダス)とは?】

 

まずはアッサム プダスとは?先述でリンクを貼った紹介記事にて詳しく説明をしているため今回はさらっと終えますが、アッサム プダスはタマリンドの酸味(アッサム)とチリの辛み(プダス)がミックスしたスープ。新鮮な魚介を煮込んだ、さらさらとしたスープカレーのような見た目が特徴です。

 

 

エリアや店によって味付けや使う魚も少しずつ異なります。私の夫ハムザはこのアッサム プダスの本家本元とも言えるムラカ州出身ゆえ味や素材に非常にうるさいのですが(笑)、彼いわくムラカ州のアッサム プダスはさらっとしたものが多く、そしてジョホール州のものはそれよりもスープのとろみが強いとのこと。

 

 

【肉(Daging/ダギン)バージョンもあるアッサム プダス】

 

使用する魚については州での違いはさほどありませんが、ジョホール州ではDaging(ダギン/肉)のアッサム プダスも登場する頻度が高いです。(ムラカ州でもありますが、たまにしか見ません) 私も二度ほど食べたことがありますが、個人的にはやはり魚のほうがおいしいです。

 

 

ちなみにその肉のアッサム プダスも今回ご紹介する店には時折登場します。もし気になる方は、訪問時にカウンターに出ていれば少し食べてみるのもいいかもしれません。

 

【バンギの人気ジョホール料理店「Restoran ZNI」】

 

KL(クアラ ルンプール)から車で40分ほどのSelangor州(スランゴル州)の町バンギ。マレー系マレーシア人が多く暮らすこの町に、地元の人たちに人気のマレー料理店「Restoran ZNI」はあります。

 

 

ジョホール州出身のファミリーが経営していますので、店内にはあれ?あの人とあの人、顔が似てるな…なんて感じで親子や兄弟が一緒にお店を切り盛りしています。

 

 

こちらの記事で紹介しているナシ ルマッをはじめナシ チャンプルやジョホール州の郷土料理が楽しめるため、朝もお昼もいつも人が絶えない人気店です。

 

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【「Restoran ZNI」看板メニュー アッサム プダス】

 

今回ご紹介するアッサム プダスは看板メニューと言ってもいい人気メニューです。店内に入るとすぐ見える場所にあるカウンターにずらりと並ぶ、赤い鍋。

 

 

お魚ごとに鍋が分かれていますが、赤いスープの味はすべて同じです。アッサム プダスといえばの代表格Pari(パリ)を始め、柔らかな白身魚Siakap(シアカップ)やNyokNyok(ニョニョ)など、日ごとに並ぶメニューも少しずつ変わります。魚の種類や部位によっては骨が多めのものもありますので、気を付けてください。

 

 

カウンター近くにいるスタッフさんに自分が好きな魚をボウルに盛ってもらえますが、何も指示しないとスタッフさんのさじ加減でボウルに盛られてしまいます。大きさや部位など好みがあれば指差しでも伝わりますから、指示をすると良いです。

 

 

だいたい魚のひと欠片を二人でシェアしてちょうどいい、くらいの大きさにカットされていることが多いです。

 

 

【アッサム プダスに合わせるメニュー】

 

白ご飯以外は基本的には自分が食べたいものに合わせて食べて問題はありませんが、アッサム プダスを食べる際のスタイル、というものをあえて説明するならこんな感じです。

 

 

付け合わせの基本は、Salted Egg/塩たまごとオクラやkacang botol(カチャン ボトル/通称:四角豆)。お店のカウンターには野菜もいろいろ並んでいますので、ぜひお好きなものを選んでみてください。先ほどのような一応のスタイルはありますが、これを合わせたらNGということは一切ありません。

 

 

塩たまごは殻もついたまま一個丸ごと置かれていることが多いのですが、スタッフさんに「カットして」と頼むとナイフで半分にしてくれます。塩気が多いため、個人的には半分くらいが適量かなと。殻からスプーンでえぐり、ほぐしてご飯や魚にからめて塩気を足しながらいただきます。

 

【「Restoran ZNI」のアッサム プダスの味】

 

アッサム プダスの概要でも少し触れましたが、こちらのお店のアッサム プダスはスープのとろみが強めです。

 

 

大きめの魚がゴロリと入っているスープは真っ赤で辛そう!と思う方も多いでしょうが、トマトもたくさん入っていて酸味もプラスされているためそこまで辛さは感じません。こちらはジョホール州の味ということもあってそこまで辛さを追求していないからか、日本人のような辛い料理を苦手とする方にも食べやすいでしょう。

 

魚も新鮮なものを使っているため、エイもふわふわ。骨離れもよく食べやすいものばかりです。

 

激辛ではないため食べやすいこと、そして新鮮な魚の旨みとタマリンドの酸味との相性が抜群。

 

 

スープも多めにかけて魚と絡めながらいただくと、まあ白いご飯の進むこと!(笑) 付け合わせのオクラや四角豆などで小休止を入れながら、毎回あっという間に食べ終わってしまいます。

 

【「Restoran ZNI」訪問時の注意点】

 

▶訪問時間は早めが吉

アッサム プダスを始めカウンターに並ぶどの料理も出した先からなくなっていく人気ぶりですので、何を食べたくても早めの訪問が吉です。

 

 

アッサム プダスは12時を過ぎると一気に種類が減りますので、11時半くらいまでに訪問すると好きな魚のおいしい部位が選べます。

 

▶ドリンクオーダーはテーブルで

お料理を用意してテーブルにつくと、スタッフさんがドリンクオーダーに来てくれます。少し待てばテーブルにドリンクがサーブされます。

 

またテーブルオーダーのローカルドリンクとは別で、最近お店の一角にコーヒーマシンで淹れてくれるコーヒースタンドがオープン。主に女性に人気です。

 

 

ローカルのKopi(コピ)ではないアラビカ豆を使用したコーヒーやカフェラテも楽しめますので、食後のお茶タイムにそのまま突入できます(笑)。なお、こちらはテーブルとは別会計でオーダー時にこのカウンターで支払いですので、ご注意ください。QR決済に対応しています。

 

▶計算は食べる前にテーブルで

会計は退店時にレジカウンターで行いますが、そのための計算はテーブルに食事がそろったら行います。スタッフさんがまめに巡回しているので気が付いたら計算してメモを渡してくれますが、もし誰も来ない場合は呼んで計算してもらいましょう。

 

多少食べ進んでしまっても、だいたいは目視で計算してくれますし、何を頼んだか(取ったか)などの簡単なやり取りでも理解してくれます。スタッフさんとはほぼマレー語でのやり取りですが、単語のみなら英語が分かる場合も多いので安心してください。

 

【最後に】

 

「Restoran ZNI」でいただける、酸味と辛味がくせになるマレー料理アッサム プダスをご紹介しました。

 

わが家は近所ということもあってこちらのお店に足しげく通っていますが、アッサム プダスは毎回はずれなしのおいしさです。初体験の方はもちろん、これまで食べたことがある方も満足できる味ですのでぜひたくさんの方に食べていただけたら嬉しいです。

 

 

マレータウンということでローカル感満載な雰囲気の立地、そして店内の雰囲気ではありますが、お店の方たちはとても優しいです。私がちょっと困っていたら声をかけてくれたり、会計時はいつもスモールトークで和ませてくれたりといつも気持ちよく過ごせています。その点からもおすすめしたいお店ですので、機会があればぜひ訪れてみてください。

 

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