Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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もちっとした食感!マレーシアの定番朝ご飯Roti Canai(ロティ チャナイ)の魅力

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皆様、こんにちは。

 

マレーシアの朝ご飯代表格といえばNasi Lemak(ナシ ルマッ)ですが、実はもうひとつ、国民的な定番メニューがあることをご存じですか?

 

それがこの、もちもちサクサクの食感が魅力のパンケーキRoti Canai(ロティ チャナイ)です。

 

 

マレーシアでは高級ホテルのブッフェから庶民的な食堂まで朝ご飯の時間なら至るところで目にすると言ってもいい、朝ご飯メニューとして欠かすことができない王道メニューです。

 

今回はそんなマレーシアの定番朝ご飯ロティ チャナイの魅力をご紹介します。

 

 

【マレーシアの定番朝ご飯ロティ チャナイとは?基本を解説】

 

まずはロティ チャナイとはどんな料理?ということで簡単にご紹介しましょう。

 

▶基本のプレーンタイプ:ロティ チャナイ(ロティ コソン)

 

これがお店で一番よく目にすると言ってもいい、定番のロティ チャナイ。

 

 

この写真のロティ チャナイは生地のみのプレーンタイプ。Roti Kosong(ロティ コソン)と頼めば出てきますし、シンプルに「ロティ チャナイ」とオーダーをしても、だいたいこのスタイルで出てきます。

 

マレー語のKosong(コソン)は「ゼロ」「何もない」といった意味。つまり「何も具をつけない(足さない)」という意味合いになり、シンプルな生地のみのロティ チャナイです。

 

malaysiacinta.net

 

▶材料は?ロティ チャナイの生地に使うもの

 

材料は、小麦粉、塩、マーガリンもしくはギーと呼ばれる油。これに水を含ませてよく捏ね、発酵をさせたら生地が完成。

 

 

▶【焼き方】空中で広げる!職人技が光る調理法

 

先ほどの生地を、たっぷりと油を敷いた鉄板の上で薄く伸ばして焼きながら重ねていきます。

 

 

ここで着目したいのが、生地を鉄板の上で伸ばすのではなく空中で手元から放しつつくるっと回して鉄板に叩きつけながら何度も広げていくこと。皆さん器用に操り、あっという間に薄い生地に仕上げていきます。まさに職人技!

 

 

生地が広がったらあとは鉄板の上で焼き、徐々に重ねて大きさを縮めていきます。具材入りのオーダーの際は、この重ねていく過程で具材を流し込んで一緒に焼き上げていきます。

 

 

完成したひと皿が、こちらです。

 

 

【ロティ チャナイの食感:外はカリッ!中はふわもち!】

 

気になるそのお味ですが、ロティ チャナイの最大の魅力はもちっとしたその食感。そして、もちっとだけではなく外側はカリッとして食感が楽しめることも人気の秘密です。

 

 

手でちぎるとパリパリとしていながらも、その中身はもちっとしていて口に含むとたまらないおいしさです。

 

 

この外側のカリッとした食感、そして中のもちっとした味わいは人それぞれ好みがあり、マレーシア人の皆さんは自分の好みの食感に合わせたお気に入りのお店があるようです。かく言う私もこのロティ チャナイの食感には好みがあり、近所にはお気に入りのお店が数軒あります。

 

【カレーと一緒に食べる!ロティ チャナイの味わい方 その1】

 

パンケーキと聞くと合わせるのはやはりバターやジャム?と連想しがちですが、ここマレーシアではなんとロティ チャナイにカレーをつけていただきます。

 

 

ロティ チャナイの生地自体に塩が含まれていること、そして油たっぷりで焼くのでとても香ばしくそのままいただいても、個人的には十分おいしいと感じます。

 

が、やはりここはマレーシア!カレー、そして辛いものをこよなく愛する人たちが多く暮らしていますので、付け合わせの定番はカレーです。

 

とは言え、一緒に出てくるカレーはパンで言えばジャムやマーガリンみたいな位置づけですので、カレーも控えめな小皿にグレービーのみでお肉はなしというスタイルです。

 

この付け合わせのカレーですが、実はお店によって個性が出るものでカレーの種類や辛さもいろいろ。もし好みのカレーでいただきたかったらあらかじめ聞いてみたり、横に設置されているこのような棚に並ぶカレーの中から自分で「これにして」と指定をすることも可能です。基本的にはお肉はなしでグレービーのみが一般的ですが、もしお肉を足したい場合はその分お値段が加算されるスタイルです。

 

 

辛くないカレーがいいとか、Kari Kambing(カリ カンビン/山羊カレー)がいいなど、用意さえあれば要望に応えてくれるお店が多いので、ぜひ希望を伝えてみてください。

 

【サンバルで味変も!ロティ チャナイの味わい方 その2】

 

そしてカレーと合わせて欠かせないとされるのが、マレーシアの食卓には欠かせない辛いソースSambal(サンバル)。カレーに少量をたらして混ぜながらいただきます。

 

 

サンバルを少しカレーに加えることで辛みとこくがプラスされてカレーがいっそうおいしく、というか極めてマレーシアっぽい味わいになる、というのが正しいかもしれません(笑)。

 

 

基本的にはこのスタイルでサーブされることが多いですが、もし辛いのが苦手という方はあらかじめ「サンバルは入れないで」とオーダーしておくとカレーだけでサーブしてくれます。

 

【提供時間:実は朝以外も!ロティチャナイは夜も人気】

 

冒頭から「朝ご飯の定番」と言い続けているこのロティ チャナイ。もちろん多くの人たちが一番食べる時間帯は朝からお昼までですが、実はそれ以外の時間帯でもいただけることも。

 

朝ご飯と言いつつさくっと手軽に食べられるメニューなこともあり、マレーシア人たちは夕方のおやつや夜食でもいただくなど、わりと一日大活躍なメニューとも言えます。

 

お店によって提供時間は異なるため、ここで○時から○時までと明言はできないのが申し訳ないですが、ロティ チャナイ用の鉄板を置いているお店であればお昼も夕方も、そして夜も夜中も提供する店はあります。

 

もっとも高確率で出会える店は、24時間営業していることも多いインド系イスラム教徒の店Mamak(ママック)。

 

あくまで一例ですが、こんな感じの店構えです。

 

 

ママックは民族を問わずマレーシア人たちがさっと寄って食事をとる食堂的な場所。そのため、町の規模に関わらず必ずあると言っても過言ではありません。商店が並ぶショップロットの一角にはだいたい一軒くらいはこのママックがありますので、ぜひ探してみてください。

 

【最後に】

 

マレーシアで誰もが知る朝ご飯定番メニュー、ロティ チャナイをご紹介しました。

 

もちっとした味の魅力はマレーシア人のみならず、マレーシアを訪れる旅行者や外国人在住者もはまる人は多く、おいしいお店があると聞けば少しくらい遠くても食べに行く!という方も少なくありません。

 

今回はロティ チャナイの全体像について紹介をしましたが、こちらの記事にてロティ チャナイのさらなる楽しみ方や意外な変わり種メニューのご紹介もしています。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

 

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