Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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私にとってのイスラム教

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皆様、こんにちは。

 

先日ご報告をしましたが、改めて。2016年6月4日、マレーシアにてシャハーダ信仰告白)を行い、イスラム教への入信手続きを済ませてきました。

 

malaysiacinta.net

 

 

【マレーシアを旅する中で出会った信仰イスラム

 

マレーシアを旅すると、いつも自然とイスラムの方と接する時間があり、マレーシアと出会ってからの私にとって一番身近にあった宗教と言ってもいいのが、イスラム教でした。

 

マレーシアのイスラムの友人とひと言に言っても、普段は全く信仰を感じさせない生活を送っている人から厳格に教えを守って暮らしている人までと程度も様々です。そして、日本で生まれ育ち信仰を持っていなかった私にとっては最初は理解しずらい考え方や習慣があったりしたことも事実です。

 

この数年、そういう疑問についてきちんと説明をしてくれる友人ができたこと。そして、その友人はいろいろなことにいつもチャレンジしていて、強い心を持っていて、どうしてそんなに強い意志で生きられるのかな、とだんだんと尊敬の気持ちを抱けるようになった人でした。

 

そんな友人と日々接して話し、そして私自身もイスラムについて勉強を進めるなかで、だんだんとその強い意志とか心の土台に幼い頃から培ってきたイスラムの精神があるからなのかもしれないな、と思うようになりました。

 

【突然訪れた「マレーシアでシャハーダをしたい!」という瞬間】

 

もともと自分の中で身近にあったイスラムへの興味が、その友人のおかげで「もっと知りたい、勉強してみたい、この世界に身を置いていたい」という気持ちを生み…。とは言え、徐々に気持ちが傾いてはいたものの明確な答えが出せないまま過ごしてきていたのですが、2016年5月にマレーシアで過ごしていた時に、はっきりと自分の中に気持ちが固まるような瞬間が訪れました。

 

本当なら、そのままモスクに行ってシャハーダをしたいと思ったくらいの気持ちの強さだったのですが、手続きとかあるよね、と一応そこは冷静になり(笑)、色々考えながら東京に戻りました。この時の帰りの飛行機では、身体は疲れていたけれどずっとこのことを考えていて一睡もしませんでした。

 

【マレーシアでシャハーダをしようと決めてから】

 

当たり前ですがイスラムはマレーシアだけの宗教ではないから、当然日本でもシャハーダをすることはできます。今すぐシャハーダをしたいのなら東京のモスクでもできますし、どうしようかなと考えたけれど、やはりイスラムとの出会いをもたらしてくれたマレーシアで行うことが、私にはごくごく自然な流れでした。

 

マレーシアでも日本でも、世界のどこでも、二人のイスラム教徒の証人を前にシャハーダ信仰告白)をした瞬間からイスラムになるのですが、それに加えて、「入信証明書」というものが必要な場合は、その発行のための手続きも必要になります。

 

入信証明書は必ずなくてはいけないものではありませんが、たとえばイスラムの方との結婚に際しては基本的に入信証明書が必要になります。私の場合は結婚のためのシャハーダではありませんでしたが、自分の意思の証としてその証明書が欲しいと思ったのでシャハーダとともに入信証明書も発行していただける方法を選択しました。

 

【シャー アラムのブルー モスクにてシャハーダ

 

シャハーダをしようと決めたのは、2016年5月3日。それから行動し、仕事は休めなかったので週末を使って1泊3日(実質1泊2日)での滞在でマレーシアを訪れました。

 

私がシャハーダをすることになったのは、Selangor州(スランゴル州)のShah Alam(シャー アラム)にあるMasjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah(スルタン サラディン アブドゥル アジズ シャー モスク)、通称ブルー モスクでした。

 

短い滞在となりましたが、シャハーダのためにモスクにいた二時間はとても濃い時間で、一生忘れられない時間になりました。シャハーダの言葉を述べている瞬間は頭の中のいろんな思考が全部キレイに止まるというか、後から振り返ると、本当に「真っ白」ってこういうことを言うのだという感覚でした。生まれて初めての感覚だったと思います。

 

【最後に】

 

色々書いても表現しきれないくらいの気持ちがありますが、自分で決めながらも右往左往する私の面倒を見てくれて、シャハーダを見守ってくれた友人達に心から感謝しています。