Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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マレーシアを一周した気分になれるかも?マラッカの「Mini Malaysia & ASEAN Cultural Park」

皆様、こんにちは。

 

マレーシアはマレー半島ボルネオ島から成る、13州と3連邦で構成された国。とても広大というほどの国土ではないものの、例えば全部の州をしっかり見て回ろうと思うと、もちろん多大な日数と時間を要します。

 

本当なら、それぞれの州や町をゆっくりと時間をかけて周るような旅ができれば一番ですが、そうもいかないのが現実。今日は、そんな時間がない方が訪れてみたら意外と楽しいかもしれない場所をご紹介します。

 

 

【広大な敷地内にマレーシア各州の伝統家屋が立ち並ぶテーマパーク】

 

Melaka州(ムラカ州)にある「Mini Malaysia & ASEAN Cultural Park」。

 

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マラッカの中心地となるマラッカタウンから車で30分ほどの郊外のAyer Keroh(アイル ケロー)というエリアにあるテーマパークで、広大な敷地内にマレーシア13州それぞれの地域の特徴ある伝統家屋が建てられています。

 

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敷地内はまるで豪華なお庭を有した家にでも遊びに行ったかのような、緑あふれる環境。その緑の合間に、今はなかなかマレーシアで見ることも少なくなった可愛らしい伝統的な高床式住居の家が点在しています。

 

【気候や生活スタイルに合わせて様式が異なる高床式住居】

 

それぞれの家の前には、州名が記された札がかかっています。

 

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13州、家ってそんなに違うの?と思うのですが、高床式住居とひと言で言っても色々な違いがあるそうです。

 

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マレー半島は場所によって気候の特徴も違うため、それぞれの地域の気候に合わせた屋根やバルコニーの作りになっていたり、ボルネオ島側に渡れば、大勢で暮らす生活スタイルに合わせて全体的に家が横に長い作りになっていたりと、挙げ始めたらきりがないほど様式の違いが存在しています。

 

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じっくり見ないまでも、ささっと家の佇まいの違いを目にするだけでもなんだかマレーシアの各地を旅して人々の暮らす家を眺めているような気分になります。

 

【マレーシア人の友達の家に遊びに行ったような気分が味わえる】

 

この高床式住居は外から眺めるだけでなく、なんと家の中に入場も可能となっています。

 

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マレーシアの家は日本と同じく靴を脱いで入るスタイルですので、必ず玄関で靴を脱いで中に入りましょう。

 

家の中も家具が配置されていて、それぞれの家ごとに可愛らしいインテリアが施されています。

 

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まるで実際に毎日マレーシア人の家族達が暮らしているかのような空間で、あれ?友達の家に遊びに来たかな?と思ってしまうほど、とてもよくできています。

 

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ソファなどが配置されたリビングは実際に座ったり寛ぐこともできますので、見学の合間に涼みつつ休んでいるマレーシア人達も多く、それも相まってなおさら友達の家感が溢れる空間となっていました。

 

【家の見学に飽きたら、外で遊んだり昼寝をしたりも】

 

このMini Malaysiaはとても広い敷地となっているので、13州全部の家を真剣に見て周ろうと思うと、かなり時間を要します。さらっと見る程度でいいという方はぜひ、敷地内の自然なども楽しむと良いかもしれません。お庭のように綺麗に手入れがされた空間にはブランコやハンモックなども設置されています。

 

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興味がある家はじっくり見つつ、バルコニーやハンモックでお昼寝して休んだりもできます。子供を遊ばせたりしながら思い思いにのんびりと過ごしているマレーシア人ファミリーの様子も見られました。

 

【最後に】

 

とても広くて気持ちの良い空間のMini Malaysia & ASEAN Cultural Park。ここで各州の伝統家屋を見ただけでそれぞれの州の特徴が全て把握できるわけではもちろんないのですが、なんとなくマレーシアを一周して楽しんだような気分になれることは確かです。

 

ちなみに、隣にはZoo Melaka(マラッカ動物園)もあります。どちらも広大な敷地なのであまりオススメはしませんが、もし体力が許せば動物園とのハシゴもいいかもしれません。