皆様、こんにちは。
今日はマラッカ海峡に面した素敵なモスクのご紹介です。
- 【マラッカ海峡を望むフローティングモスク「Masjid Selat Melaka」】
- 【曇り空の中、念願の再訪】
- 【ガウンとヒジャブを借りてモスクの中へ】
- 【白い壁に映える色とりどりの窓ガラス】
- 【マレーシア人ファミリーから親切にしていただく】
- 【最後に】
【マラッカ海峡を望むフローティングモスク「Masjid Selat Melaka」】
2011年にMelaka州(ムラカ州)の中心地マラッカに滞在した際、マラッカ海峡に浮かんで見えるフローティングモスクを訪ねました。
その名も「Masjid Selat Melaka」(英語名称:Melaka Straits Mosque)。実はこのモスクへの訪問は二度目。2010年に仕事でマレーシアを訪れた際にほんの短い空き時間に初めて訪れたのですが、マラッカ海峡沿いに建ち、海風を受けながら人々が礼拝をする姿に心を惹かれたモスクでした。
【曇り空の中、念願の再訪】
また行きたいなと思っていたのですが、一年経たずにマラッカを再訪できるチャンスが訪れましたので、行ってみることに!
ところが一週間ほどのマラッカタウン滞在中、行こうと予定していた日は悉く朝からお天気がいまいち安定せずなかなか行けずに日が過ぎていき。本当は鮮やかな青い空をバックにモスクとミナレットを見たかったのですが、そういう理由で先延ばしにしていたら時間がなくなってきてしまったので、曇り空ではありましたが思い切って行ってみることにしました。
ホテルでタクシーを頼み、一時間チャーターをお願いしました。ホテルを出て海沿いに走り、橋を渡るとモスクがあるPulau Melaka(マラッカ島)に上陸です。
【ガウンとヒジャブを借りてモスクの中へ】
ドライバーさんに戻り時間を告げて、中まで入ってみることにしました。このエントランスで非イスラム教徒はガウンやヒジャブを借りてドレスコードを整えてから入場をします。
曇り空だったけど、たまに一瞬現れた少しの青空の下で撮影してみたりしながらモスクの外観を楽しみました!
【白い壁に映える色とりどりの窓ガラス】
白い建物に、窓には鮮やかな橙や青の模様が施されています。
【マレーシア人ファミリーから親切にしていただく】
入口でガウンを借りようと探していたら、マレー系のご家族が話しかけてくれました。「どこから来たの?」「一人?」と。ガウンを着せてくれて一緒にモスクへ入ることに。ご家族はKL(クアラ ルンプール)から旅行で来たそうで、私のひどいマレー語と英語を一生懸命聞いてくれてありがたかったです。
ガウンやスカーフを着るのを手伝ってくれたり、本来であればイスラム教徒以外は入ることが許されない女性用の礼拝所に入れるよう警備の方に話してくれたりと、本当に親切にしていただきました。
スカーフを巻いている私を見て「似合うわよ!マレーシアにお嫁に来たら?私の弟がまだ独り身なのよ。」と(笑)。
【2024年5月追記】
まさかこの5年後の2016年に私はイスラムに改宗、そして2018年にはイスラムの男性と結婚をしてマレーシアで暮らすことになるなど、この時の私もこのご家族達も、もちろん知るはずもありません(笑)。
【最後に】
マラッカ海峡に浮かぶ素敵なモスクをご紹介しました。
決して大きくはないモスクでしたがたっぷり一時間近くかけて周り、のんびりとした時間を過ごしました。短い滞在ながら曇ったり急に陽が照りつけたりと安定しないお天気でしたが、雨は降らなかったのでこの日に思い切って行ってみて良かったです。
観光で訪れるマラッカの町の中心からは少し離れていますが、とても素敵なモスクです。機会があればぜひ一度訪れてみてください。
【2021年1月追記】
この後私とイスラム、そしてマレーシアとの縁はとても濃いものとなり、このモスクには何度も足を運ぶこととなりました。
こちらの記事では、このモスクへのアクセスや見学の際の注意点などもまとめています。興味がある方はぜひご一読いただけたら嬉しいです。