皆様、こんにちは。
マレー半島を車でKLからMelaka州(ムラカ州)方面に行くと、道路標識で頻繁にSeremban(スレンバン/セレンバン)の文字を目にします。
Negeri Sembilan州(ヌグリ スンビラン州)の中では大きな町に入りますが、何か特別な観光地があるわけでもない町。そのためなかなか立ち寄るチャンスがないのですが、2012年8月に訪れていたことを思い出しましたので、町を少しご紹介したいと思います。
- 【インドネシア・ミナンカバウ族文化の影響を受けたとんがり屋根の建物が町の象徴】
- 【車やバス、そして電車KTMでも行けるスレンバン】
- 【駅周辺で立ち寄ることができる立派な教会や寺院】
- 【多国籍な人達が集う街スレンバン】
- 【素敵な一着に出会うも、なぜか買わなかったバジュ クルン】
- 【最後に】
※2018年10月追記
久しぶりに再訪をしています。
【インドネシア・ミナンカバウ族文化の影響を受けたとんがり屋根の建物が町の象徴】
このヌグリ スンビラン州は、インドネシアから渡ってきたミナンカバウ族と呼ばれる人達の文化が残る町で、建物もその影響を受けたものが町中に見られます。
屋根が特徴的で、両先端が空に向かって大きく反っているデザイン。ここでは公的な建物や高速道路の事務所などもこの屋根のデザインを採用しているところがとても多く、その建物を見ながら街歩きをするのも楽しいでしょう。
【車やバス、そして電車KTMでも行けるスレンバン】
スレンバンは車やバスでのアクセスも便利ですが、KTM(Keretapi Tanah Melayu/Malayan Railways)(通称:マレー鉄道)の駅もあります。
あまり本数は多いとは言えず便利とは言い難いですが、時間に余裕のある旅であれば、KL(クアラ ルンプール)から電車に揺られてみるのもいいかもしれません。
【駅周辺で立ち寄ることができる立派な教会や寺院】
小さな町なので、駅前から特に地図も見ずとも歩き始めるとヒンドゥー寺院や教会が現れます。
ヒンドゥー寺院の Sri Balathandayuthapani Temple は大きくとてもきれいなお寺です。庭にはお花が咲き乱れていてとても華やかでした。
大きなキリスト教会、Church of The Visitation もありました。
【多国籍な人達が集う街スレンバン】
町を歩いている人も、インドネシア人かな?バングラデシュ人かな?と思うような人も多く、色々な国の方の顔が入り乱れている町でした。
このスレンバンの周辺には大きな工場も数多くあるため、様々な国から働きに来ている人も多く暮らしているようです。
町そのものは、新しい建物もちらほらとはあるものの、全体的に少し前までの昔のマレーシアの雰囲気がそのまま息づいていました。マレーシアの小さな町を歩くのが好きな私にとっては、歩いていてとても楽しい町でした。
【素敵な一着に出会うも、なぜか買わなかったバジュ クルン】
最後に余談ですが、モスクも見つけたのですが、そのモスクの近くにある大きな建物ではマレーシアの民族衣装であるBaju Kurung(バジュ クルン)をどっさり売ってました。とても安くて何着か試着をし、その中でとても気に入ったのがあったのですが、なぜか買わずにそのまま帰ってきてしまったのです。
KL(クアラ ルンプール)に戻ってから、買えば良かったと後悔。もちろん、その後同じものには二度と出会えていません。この一件以来、マレーシアで好みのバジュ クルンを見つけた時は、予算内であればほぼ購入するようになりました。
そのモスクはこちら。このモスクの通り周辺にはいくつもバジュ クルンのお店がありますので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。
【最後に】
派手さは一切なく、小さくてあっという間に周りきれてしまうスレンバンの町。観光というよりは人々の暮らしを見るという意味でオススメしたい町です。機会があればぜひ訪れてみてください。