Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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マレーシアの古い町並みが楽しめる町ヌグリ スンビラン州のスレンバン

皆様、こんにちは。

 

マレー半島を車でKLからMelaka州(ムラカ州)方面に行くと、道路標識で頻繁にSeremban(スレンバン/セレンバン)の文字を目にします。

 

Negeri Sembilan州(ヌグリ スンビラン州)の州都であるスレンバン。面積としては大きめの町ではありますが、何か特別な観光地があるわけでもない町です。そのため多くの外国人にとってはなかなか立ち寄るチャンスがないのですが、町歩きが好きな人であればきっと楽しめる要素がある町ではないかと。

 

今回はそんなスレンバンの町をご紹介します。

 

 

インドネシア・ミナンカバウ族文化のとんがり屋根が町の象徴】

 

このヌグリ スンビラン州はインドネシアから渡ってきたミナンカバウ族と呼ばれる人達の文化が残る町で、建物もその影響を受けたものがあちこちに見られます。

 

 

屋根が特徴的で、両先端が空に向かって大きく反っているデザイン。ここでは公的な建物や高速道路の事務所などもこの屋根のデザインを採用しているところがとても多く、その建物を見ながら街歩きをするのも楽しいでしょう。

 

【車やバス、そして電車KTMでも行けるスレンバン】

 

スレンバンは車やバスでのアクセスも便利ですが、KTM(Keretapi Tanah Melayu/Malayan Railways)(通称:マレー鉄道)の駅もあります。

 

 

KL(クアラ ルンプール)からのアクセスは平均一時間に一本程度と本数は多いとは言えず便利とは言い難いですが、時間に余裕のある旅であれば、KLから電車に揺られてみるのもいいかもしれません。

 

 

【駅周辺の見どころは立派な教会や寺院】

 

中心地のお店や施設などは駅周りから少しのエリアに集まっているので、駅前から特に地図も見ずとも歩き始めるとヒンドゥー寺院や教会が現れます。

 

スレンバンはインド系マレーシア人が多く暮らす町ですので、立派なヒンドゥー寺院「Sri Balathandayuthapani Temple」があります。

 


 

 

門が空いていれば、許可をいただいて中に入ることができます。マナーを守って見学しましょう。

 

 

そして大きく立派なキリスト教会「Church of The Visitation」もあります。

 

 

 

【多国籍な人達が集う街スレンバン】

 

マレーシアはどこの地域も基本的には多国籍の人が暮らしていますが、このスレンバンはインドネシアルーツの方かな?と思われる人も多く、色々な国の方の顔が入り乱れている印象です。

 

 

このスレンバンの周辺には大きな工場も数多くあるため、様々な国から働きに来ている人も多く暮らしていますし、冒頭でも述べたようにインドネシアから渡ってきたミナンカバウ族と呼ばれるルーツの方達の文化も未だ残っています。

 

 

町そのものは新しい建物もちらほらとはあるものの、全体的に少し前までの昔のマレーシアの雰囲気がそのまま息づいていて、マレーシアの小さな町を歩くのが好きな方にとっては楽しく思えるかと。

 

町歩きの休憩に、こちらの美味しいチェンドルはいかがですか。

 

 

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【最後に】

 

派手さは一切なく、特に中心地は小さくてあっという間に周りきれてしまうスレンバンの町。観光というよりは人々の暮らしを見るという意味でオススメしたい町です。機会があればぜひ訪れてみてください。

 

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