皆様、こんにちは。
華系の人達が多く暮らす町Ipoh(イポー)。そんなイポーはマレーシアの代表的なコーヒーとしても知られるWhite Coffee(白珈琲/ホワイト コーヒー)の発祥の地であり、その影響もあってか古くからカフェ文化が浸透しています。
特に、華系の人達が朝から集うカフェはKopitiam(コピティアム)と呼ばれ、マレーシアの伝統的な朝ご飯や軽食をいただけるお店として地元の人に愛され続けています。
今回はそんなコピティアム聖地であるイポーで見つけた、居心地良いお店をご紹介します。
- 【イポーNo.1 コピティアム周辺はコピティアム激戦区】
- 【人気店向かいにある穴場的お店「銀州之香/YINZO KOPI」】
- 【押さえておきたいおやつメニューは菠蘿包/ポロ ブン】
- 【一緒に行くお友達によっては注意が必要!】
- 【最後に】
【イポーNo.1 コピティアム周辺はコピティアム激戦区】
イポーの町はあちこちにコピティアムが点在しており、地元の人達はそれぞれお気に入りの行きつけのお店があります。
では、私達のような他所から来た観光客はどんなお店に行けばいいのかというと。どうしても、せっかくの旅だから人気のお店に行ってみたい!というのは多くの旅人の皆さんの心理だとは思います。
イポーで一番の人気店と言っても過言ではないコピティアムはこちら、「南香茶餐室/Nam Heong White Coffee」です。…今回ご紹介をするお店とは異なりますので、念のためお間違いないよう、予めお断わりしておきます(笑)。
冒頭でもご説明した白珈琲/ホワイト コーヒーの元祖のお店であることもあり、地元の人、そして観光客から絶大なる人気を得ています。そのためいつ行っても満席!ごくたまにうっすらと席がある時間帯もありますが、ほぼ満席と思った方が良いです。
根気強く列を成して待つ人もいますが、待てない人は隣のコピティアム、さらに空いてなければ向かいのコピティアム、といった感じでハシゴをして空いているお店を漂流します。
そう、この界隈は「白珈琲」の看板を掲げた店が乱立するコピティアム激戦区。人気店からの流れ客を期待して開店したお店も多いのでしょう。その読みはまあまあ当たっていて、どのお店もそれなりにお客さんで埋まっていました。
【人気店向かいにある穴場的お店「銀州之香/YINZO KOPI」】
今回ご紹介するコピティアムは、この激戦区の真ん中に佇むお店「銀州之香/YINZO KOPI」。なんと、先ほどのイポーNo.1コピティアムの道路を挟んで向かい側の立地です。
可愛らしい色合いの佇まいで、中を覗いてみると天井が高くとても気持ちの良い空間が広がっていました。
席数も多く席間隔も広いため、多くの地元の人がお茶を飲みつつのんびりと過ごしていました。一本道を隔てただけでこんなに快適な空間があるのなら私はこちらがいいなと思い、あっさりこちらでひと息入れることに決定!
【押さえておきたいおやつメニューは菠蘿包/ポロ ブン】
せっかくイポーに来たのですから、一回くらいは飲んでおきたい白珈琲/ホワイト コーヒーですが、本当はホットでいただくと美味しいんですよね…。でも旅の時はだいたい暑い中貪欲にあちこち歩き続けていて汗だくで、なかなかホットをいただく心境になれないのですよ。
というわけで、今回も冷たい白珈琲/ホワイト コーヒーをいただくことに。いつになったら、ここイポーで温かい白珈琲/ホワイト コーヒーをいただける日は来るのか。
コーヒーはとても濃くてほのかに甘さもあり、美味しかったです。
そして、私がオススメしたいコピティアムのメニューとして欠かせないのがこちら、Polo Bun(菠蘿包/ポロ ブン)です!
菠蘿包/ポロ ブンは香港生まれのスナックパンなのですが、いつの間にか台湾やマレーシアなどの華系食文化にも浸透していて、一般的に食べられています。
味や食感のイメージは日本のメロンパンとほぼ同じで、サイズはメロンパンよりは一回りくらい小さめです。食べる際の楽しみ方に特徴があり、真ん中に水平に切りこみを入れ、間にバターかマーガリンをたっぷりしみ込ませていただきます。噛むたびにじゅわ~っと口の中に広がるバターの風味がたまりません。
このお店の菠蘿包/ポロ ブンは、表面のサクサク感が特に私は気に入りました!甘さも控えめなので、甘い白珈琲/ホワイト コーヒーとの相性も抜群。白珈琲/ホワイト コーヒーに浸しながらいただくのも密かにおススメです!
【一緒に行くお友達によっては注意が必要!】
とても美味しく、そして居心地も良いこの「銀州之香/YINZO KOPI」ですが、最後にひとつだけ注意点が。
このお店は華系の人達が集まるいわゆるチャイナタウンのような場所にあり、マレーシアのイスラム機関のハラール認証は受けていないお店です。豚肉を使用したメニューもあるため、当然ながら厨房はハラールではありません。
そのため、私が入店するとスタッフさんが駆け寄ってきて「ここはノンハラールのお店です。」と先に教えてくれました。
私自身は自分が豚肉を口にしなければOKという考え方ですので、「分かっているので大丈夫です。」と返事をして入店をしました。ハラールかどうかを気にされるイスラムの方ですと入店はできませんので、イスラムの方と一緒に訪れる際は注意が必要です。
私は抵抗なくお店に入りましたが、やはりヒジャブを巻いた女性が店内にいるのは目立つようで、華系のおじさん達からは時折視線を感じました(もう慣れていますが笑)。
でも、スタッフさんやオーナーさんと思われる年配の女性が時折声をかけてくれたり、お客さんの中には話しかけてくれる方もいたりと皆さんにとても親切にしていただきました。
【最後に】
味はもちろんのこと、スタッフさんの対応やお店の雰囲気も含めてとても良いお店だと感じましたので、ぜひイポーでちょっと涼みたいなという時はひと息入れに行ってみてください。