Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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バンギの人気Nasi Campur(ナシ チャンプル)店「Mak Kimbong」で美味しいマレー料理堪能!

皆様、こんにちは。

 

マレーシアのローカルレストランを訪れると、ずらっとお料理が並んだブッフェのようなスタイルに出会うことがよくあります。

 

 

Nasi Campur(ナシ チャンプル)と呼ばれるスタイルで、マレーシア人達のランチや大家族を支える定番料理なのです。

 

今日は、そのナシ チャンプル人気店をご紹介します。

 

 

【ナシ チャンプルはどんな料理?どうやって食べるの?】

 

さて、まずはナシ チャンプルの概要を簡単にご説明。

 

マレー語でNasi(ナシ)はご飯、Campur(チャンプル)は混ぜる、を意味します。そう、混ぜ混ぜご飯といった感じ。ずらっと並んだお料理はブッフェ?と思ってしまいますが、決して食べ放題ではありませんのでご注意ください(笑)。

 

 

白いご飯をお皿に盛り、好きなおかずやカレーなどをかけて自分好みの一皿を作る、という実はシンプルなスタイルですが、そうは言っても慣れていないとどうやって注文していいのか分からない…という方もいらっしゃると思うので、簡単にそのシステムをご説明します。

 

お皿にご飯やおかずを盛る際は、自分でよそう場合とスタッフさんがやってくれる場合があり、これはお店によって異なります。訪れたお店で少し観察をしていればすぐに分かるかと思います。

 

 

お皿に盛った後はそのままレジに行きその一皿を見せて会計をしてもらう、もしくはテーブルに着くとスタッフさんがふらっと現れて目視で計算をしてくれます。定価はあるようでないような…という感じの会計方法で、全てスタッフさん任せの計算です。

 

 

大きなお魚やお肉を取れば当然値段は上がるし、野菜中心にすれば安く済ませることもできます。

 

これは豆知識ですが、カレーはお肉や具はなしで「スープのみ」をかければ無料、もしくはRM0.5~RM1程度(約13~26円)のみの加算ですので、ランチ代を抑えたい方や学生さんなどにも人気です。

 

【バンギのジョホール料理店激戦区にある人気ナシ チャンプル店】

 

というわけで、ナシ チャンプルの概要をざっと説明したところで実際に食べてみよう!となります。

 

今回ご紹介するのは、私がこれまでマレーシアで訪れたナシ チャンプルのお店の中でもトップ3に入ると言って良い、とても素敵なお店です。

 

Selangor州(スランゴル州)のマレー タウンBangi(バンギ)にある、「Mak Kimbong」。

 

 

 

Johor州(ジョホール州)のお料理を中心としたナシ チャンプル店で、近隣住民はもちろんのこと、バンギ界隈のあちこちからマレー系マレーシア人達が訪れる超人気店です。

 

お料理を提供している店舗の向かいにオープンスタイルの飲食専用エリアも増設されたり、同じ並びには冷房完備のスペースも増設するなど、着々と規模を拡大中!そのため、席数もなかなか豊富です。

 


この冷房完備のスペース、壁には可愛いマレーシア的イラストがあってとても居心地も良いです。

 

ちなみにここは、なんと以前ご紹介した絶品Nasi Lemak(ナシ ルマッ)がいただけるお店「Restoran ZNI」の四軒お隣!ここはジョホール州の美味しいお店激戦区だなぁ…。

 

malaysiacinta.net

 

【野菜多めが嬉しい!種類豊富なおかずが並ぶ楽しいカウンター】

 

お店に入ってみると、思わず「うわぁ」と声が漏れてしまったほど美味しそうなおかずの数々が並んでいます!

 

 

こちらのお店は特に野菜料理が充実で、カウンターの1/3程度は野菜を使ったおかずなのも嬉しいところ。

 

 

マレー系のお店はどうしてもカレーやグレービーの肉・魚料理メインのところも多く、おのずと油も多めになるため健康面で気になる…と思うこともあるのですが、こちらのお店はなかなか高ポイント!

 

特に私はこの、ラクサリーフのスーッと鼻に抜ける爽やかな味がポイントの、ココナッツフレークが入ったKerabu Kelapa(ケラブ クラパ/ココナッツ サラダ)がとても美味しくて気に入っています。

 

 

ジョホール州料理マストアイテム!辛い料理も充実】

 

ジョホール州料理と言えば、やはり味付けは辛め。というわけで、もちろんあります、唐辛子多めのお料理!

 

小さい青唐辛子Chilli Api(チリ アピ)を使用したMasak Lemak(マサ ルマッ)はジョホール州でもよく食べられている料理。詳しくは以前にこちらの記事でもご紹介しています。

 

malaysiacinta.net

 

色々ある中でも、特にこのアヒルの卵を煮込んだMasak Lemak Telur Itik(マサ ルマッ テロー イティッ)が卵好きとしてはたまらんと思い、食べてみました。

 

 

期待通りの結構な辛さですが…美味しいです!ほどよくきいた塩味と辛さ、そしてココナッツミルクのまろやかさのバランスが取れた味でした。

 

こちらのお店、何を食べても美味しくて行くたびに新しい味にチャレンジしたりもして楽しんでいます。

 

 

【珍しいラクサ ジョホールも!麺料理や焼き魚も充実のラインナップ】

 

ナシ チャンプルが美味しい!とご紹介していますが、それだけではなく、美味しい麺料理も楽しめます。とは言え、毎回ナシ チャンプルのメニューを制覇することに熱心で麺料理はまだ食べていないのですが(笑)、せっかくですのでご紹介。

 


カウンターに綺麗に並んだ具材や薬味。そして麺のタイプも色々です。

 

 

こちらのお店ではなんと、ジョホール州のご当地ラクサであるLaksa Johor(ラクサ ジョホール)もいただけますし、もちろんマレーシアの麺料理の代表と言ってもいいAsam Laksa(アッサム ラクサ)やCurry Mee(カリー ミー)も作ってくれます。

 

そして、ずらりと並んだお魚さん達。これはマレーシアの焼き魚、Ikan Bakar(イカン バカール)用のお魚です。

 

 

イカン バカールとは?という方、以前こちらで記事を執筆していますので、ご覧いただけます。

 

crea.bunshun.jp

 

注文を受けると店頭に設置してある鉄板でジュージューと焼いてくれます。

 

 

辛いサンバルソースがたっぷりと乗ったマレーシアの焼き魚は白いご飯との相性が抜群です。

 

 

ナシ チャンプルのお店はマレーシアのあちこちにありますが、それぞれのお店で特長も色々。このお店のようにナシ チャンプル以外に焼き魚のメニューも充実とか、お菓子が充実とか。

 

 

自分の好みに合わせて通うお店を見つけて行くことも楽しいかと。

 

【何度も通いたくなる要素満載の優良店】

 

と、ざっとご説明しただけでもずいぶんと盛りだくさんなお店…というのが書いている本人の私の感想です(笑)。お料理を提供しているスペースはそんなに広いわけではないのですが、その店内に心躍る光景がたくさん広がっていて、あちこち目移りしてしまう本当に魅力的なお店です。

 

そしてお料理の素晴らしさももちろんなのですが、お店全体としてもお料理のディスプレイや管理もきちんとされていて、すごく気持ちがいいのです。

 

ナシ チャンプルには欠かせない、各自が後から好みでかける調味料や薬味。これもきちんと名称を記載し初心者にもわかりやすく並べられています。

 

 

どれも茶色くて(笑)マレーシア人ですら匂いを嗅がないと間違えてしまうこともある細かいサンバルの違いも分かりやすいし、マレーシア料理に慣れていない人にとってはすごく嬉しい配慮だなとも思います。

 

日本ではこういう光景は珍しくありませんが、マレーシアのローカルレストランでこのような光景を目にすることは少ないので、感心した次第です。

 

また、カウンターにいるスタッフさん達もとてもよく動き、こちらの要望にも素早く応えてくれる優秀さ。

 

 

人気店だけにお客さんも引っ切り無し。少しでも滞り始めるとあっという間に行列になってしまうのですが、スタッフさん達の的確な采配で皆気持ちよく注文ができているように見受けられました。

 

【最後に】

 

お料理、お店の雰囲気、全てにおいて高印象で何度でも通いたくなってしまうお店「Mak Kimbong」。

 

訪れるお客さんもほぼ99%マレー系マレーシア人でかなりローカル度の高いお店ですから、マレーシアの空気を存分に味わいながら楽しめることも間違いありません。

 

どっぷりとマレーシアの雰囲気に触れてみたい!という方にはとてもオススメのお店ですので、機会があればぜひ訪れてみてください。