皆様、こんにちは。
至るところに食べ物の屋台があり、様々なローカルフードを気軽に楽しむことができるマレーシア。今日はその屋台ローカルフードをぎゅっと集めた、マレーシアの楽しい健全な夜遊びスポットをご紹介します!
- 【マレーシアのローカルフードが集結するパサ マラ】
- 【夕方早めの時間がオススメ!パサ マラで買えるフレッシュな生鮮品】
- 【ローカルフードストリートで大興奮間違いなし!】
- 【パサ マラで買えるローカルフードあれこれ】
- 【地方のパサ マラではご当地メニューも楽しめる】
- 【マレーシアの夜はスイーツと共に】
- 【パサ マラの開催場所を知りたい時は?】
- 【パサ マラの買い物は難しい?】
- 【最後に】
【マレーシアのローカルフードが集結するパサ マラ】
マレーシア人の友達ができると、よく夕方に「今夜はパサマラ行こう!」と声をかけられるようになりました。
パサマラ?それはなんぞ?と思い聞いてみたら、Pasar Malam(パサー マラム)のことでした。Pasarは市場、Malamは夜を意味します。つまり夜の市場、夜市のことです。そしてマレーシア人達は、このパサー マラムのことを「パサ マラ」と略して呼ぶ人が多いです。
気候の良いマレーシアでは、年中オープンスタイルでお店を開くことが可能。
パサ マラが開催される場所や曜日はその地域ごとに決まっていて、開催日になると夕方頃からぽつぽつとお店が開き始め、日が暮れる頃にはびっしりと屋台が並ぶストリートが完成します。
屋台では様々なものが売られていて、特にローカルフードが大充実。旅でも暮らしていても、パサ マラに行ったらだいたいひと通りその地域の人気メニューが揃うと思って良い、とてつもなく楽しい場所です。
私はこのパサ マラが本当に大好き。日本のお祭りの出店のように延々と続く食べ物の屋台を見るだけで心が躍るし、知らない食べ物を見つけた時の嬉しさもまた格別です。
この歳になっても、そしてもう何十回と訪れていても、ハムザから「今夜はパサ マラ行こうか。」と誘われると「きゃー!パサ マラ!!」とウキウキしています(笑)。
【夕方早めの時間がオススメ!パサ マラで買えるフレッシュな生鮮品】
そのパサ マラ、どんなものが買えるの?
ざっくり分けると、日用雑貨、生鮮食品、そして持ち帰りスタイルでのローカルフードを中心としたご飯、この三つとなります。今回は生鮮食品とローカルフードについてご紹介をします。
まずは生鮮食品。これはどのパサ マラにもあるというわけではありません。生鮮食品は基本的には朝市で買われることが多いため、どちらかというと夜は控えめ。とは言え、場所によってはかなり品揃えの充実したところもあります。
フルーツから野菜、色とりどりの生鮮食品が並びます!
Ikan Bilis(イカン ビリス)を量り売りする屋台も。
ドリアンシーズンには美味しくて安いドリアンも並びます!
これらの生鮮食品はだいたいの場合スーパーなどで購入するよりもかなり安く、鮮度も悪くありません。また、量もお店の人に交渉すれば好きな量で購入できることが多く融通がきくことも魅力の一つです。
パサ マラで生鮮食品を購入する際の注意点としては、夕方早めの時間に訪れることです。パサ マラ全体のピークタイムは日が暮れてからなのですが、生鮮食品に関しては時間が経過することで鮮度が落ちていることが少なくありません。夕方お店が開店してすぐくらいの明るい時間帯に行くと、良い商品が揃っていることが多いです。
【ローカルフードストリートで大興奮間違いなし!】
そしてお次は、持ち帰りが主となるローカルフード。
パサ マラの主役はこのローカルフードと言っても過言ではありません。規模が大きなパサ マラになると、延々と続くローカルフードの屋台ストリートを練り歩き、あれもこれもと目移りすること必須です。
基本的には持ち帰りスタイルで容器やビニール袋に入れてもらい自宅で楽しむことになりますが、中には共用のイートインスペースを設けているパサ マラもあります。
時間に余裕があれば、イートインスペースで出来立てをのんびりいただくのもいいですね!
【パサ マラで買えるローカルフードあれこれ】
では、実際にどんなローカルフードが並んでいるのでしょうか。ほんの一部ではありますがご紹介します。
パサ マラの定番メニューとも言える、Keropok Lekor(クロポッ レコー)。
開催の地域そして民族問わず、揚げ物は一番人気かと。
いわゆるNasi Campur(ナシ チャンプル)スタイルの色々選べるお店もあります。
ここではNasi Dagang(ナシ ダガン)がありました!
しっかり食べたい人向けに、ご飯メインのメニューも。
マレーシア人達のソウルフードであるNasi Lemak(ナシ ルマッ)は、だいたいあります。
麺料理だってもちろんお持ち帰り。スープはビニール袋詰めで別に詰めてくれます。
みんなでつまめる串ものメニューも豊富!ディスプレイが綺麗でついつい選びすぎてしまうお店が多いことも特徴です(笑)。
夜のおつまみSatay(サテー)も高確率であります。
個人的には、サテーはレストランなどでいただくより、パサ マラで買う方が美味しいと感じているので、ぜひ試していただきたいです。
【地方のパサ マラではご当地メニューも楽しめる】
色々なメニューを楽しめるパサ マラ。旅でいつもと違う場所を訪れた際は、さらにご当地メニューも楽しめることが魅力です。
例えばマレー半島の東海岸、Kelantan州(クランタン州)、Terengganu州(トレンガヌ州)、そしてPahang州(パハン州)あたりではマレー半島西側とは異なる食文化がたくさんありますが、レストランなどではなかなか出会うチャンスが少ないのです。
そんなご当地メニューも地域の人達が気軽に買い物をするパサ マラでは売られていることも多いので、旅の途中で立ち寄ったら探してみるのも楽しいです。
これは、Hari Rayaやお祝いの席などに登場することの多いKetupat(クトゥパッ)。東海岸ではこの形が売られていることが多いです。
同じくHari Rayaなどに登場する季節メニュー、Lemang(レマン)も売られていました。
【マレーシアの夜はスイーツと共に】
ここまではご飯メニューのご紹介でしたが、パサ マラはデザートメニューもとても豊富。
マレーシア人達は性別関わらず甘いもの好きな方が多く、スイーツの種類もとてもたくさんあります。わりと宵っ張りな人も多く、皆さんパサ マラで色々甘いものを買いこんで夜更かしする、という風景もよく目にします。
カロリー爆弾と分かっているけど魅力いっぱいの、揚げ物系のスイーツ。
暑いマレーシアでつるんと食べられそうな、ゼリー系やぷるぷるデザート。
マレーシア国旗があしらわれた、こんな可愛いケーキも売っていました。可愛いですが、経験上とても甘ーーーいよ、ということは先に伝えておきます。(笑)。
マレーシアらしい、Pandan Leaf(パンダン リーフ)が使われたグリーンテイストのスイーツも色々売られています。
色々とご紹介してきましたが、ここに掲載したご飯は本当に一部。実際に歩いてみると様々なメニューが並んでいて本当に楽しいし、同時に目移りすることも必須です(笑)。
パサ マラでのお買い物の注意点は二つ。目移りし過ぎて自分が何を食べたいのか決められなくなってしまうこと。そしてもう一つは、やはり目移りし過ぎて食べきれないほどの量を購入してしまうこと。どうぞその二点に、くれぐれもご注意ください。
【パサ マラの開催場所を知りたい時は?】
今回は特にエリアや開催場所に限定せずにパサ マラ全体としてのご紹介となりましたが、一体どこでやってるのかな、どこに行けばいいのかな、と思われる方も多いと思います。
パサ マラを見つける方法としては、車で町を走ると、夕方頃からのテント設営で気が付くことも多いかと思います。
また、地元で暮らしているマレーシア人の方に尋ねてみるのも一つの方法です。尋ねる際の注意点としては、マレー系の方に尋ねるとマレー系が集まるパサ マラを、華系の方に尋ねると華系が集まるパサ マラを教えてもらう確率が高いです。
どちらも屋台が軒を連ねるスタイルに変わりはありませんが、華系のパサ マラでは豚肉を使用したローカルフードも並んでいるため、マレー系やイスラムの人は買うことができない屋台も多い、という点が違いとなります。もちろん、信仰の縛りがなければどちらに行っても問題はありません。
なお、このようなKL(クアラ ルンプール)エリアで比較的有名かつアクセスも良い、規模の大きなパサ マラを紹介しているサイトもありますので、参考まで。
※開催曜日などは事前にお調べしてから行くことをオススメします。
【パサ マラの買い物は難しい?】
初めてパサ マラに行く場合、購入の仕方などが分からず戸惑うこともあるかもしれませんが、屋台を切り盛りするお店の人達は皆さん人懐こくて優しい方が多く、色々と親切に声をかけてくれます。
料理についても、分からなければあれこれ質問してみると笑顔でとても丁寧に教えてくれたりもします。
場所によっては英語が通じにくい場合もあるかもしれませんが、こちらの言うことを一生懸命理解しようとしてくれる優しい方が多い印象です。
そんな優しく明るいマレーシア人達との交流が楽しいのもパサ マラの魅力の一つですので、ぜひ臆せず話しかけてみてください。きっと皆さん、素敵な笑顔を見せてくれると思います。
【最後に】
ローカルフードの宝庫と言えるパサ マラ。私はかれこれ20年近くに渡ってあちこちのパサ マラに足を運んでいますが、訪れる場所によっても売られているメニューは様々。毎回楽しく、そして新しい発見があります。
正直、きっとおばあちゃんになっても楽しい場所だと感じているので、まだ訪れたことがない方はきっとものすごく楽しめること必須です!ぜひぜひ、お腹を空かせてチャレンジしてみてください。