皆様、こんにちは。
今日は、この味はきっと日本人の好み!という主にマレー半島の東海岸で愛されている美味しい魚のおやつをご紹介します。
- 【日本人の味覚に合う魚のすり身おやつ】
- 【日本を思い出させる懐かしい味】
- 【つまみ出すと止まらない!ビールにも合う味】
- 【マレー半島東海岸の町に行ったらぜひ食べてみよう】
- 【クロポッ レコーはどこで買える?】
- 【最後に】
【日本人の味覚に合う魚のすり身おやつ】
その美味しいおやつとはこちら。Keropok Lekor(クロポッ レコー)です。
ぱっと見は地味なカラーで見た目がイマイチですが、これがもちっとした食感でとても美味しく、そして日本人にとってはどこか懐かしい味覚に合う風味なのです。
マレー語でKeropok(クロポッ)はお煎餅と同義のような言葉で、エビせんのようなクラッカーなどはクロポッと呼ばれます。そして、このクロポッ レコーは魚のすり身揚げといったところでしょうか。
【日本を思い出させる懐かしい味】
クロポッ レコーはイワシなどから作られる魚のすり身にサゴと小麦、そして塩を加えて練ったものを細長くしています。
初めてこの姿を見た時は、長くてにょろっとして色も地味だしあまり食欲をそそらない見た目だなあと(笑)。
細長い棒状に形を整えられた後はお店やお家で好きなサイズにカットをして、油で揚げて表面をカリッと仕上げるか、茹でるだけのものも。
【つまみ出すと止まらない!ビールにも合う味】
このクロポッ レコー、頬張るともちっとした歯ごたえ、そして口の中にじゅわっと広がる魚の風味が最高です。
私はお酒を飲みませんが、ビールを好んで飲む友人達に言わせるとこの味はビールに合うとのこと。ぜひおつまみとしても楽しんでいただきたいです。
【マレー半島東海岸の町に行ったらぜひ食べてみよう】
クロポッ レコーはマレーシアの中でも主にマレー半島東海岸の州、Kelantan州(クランタン州)やTerengganu州(トレンガヌ州)、そしてPahang州(パハン州)の海沿いでよく食べられています。
その中でも特にトレンガヌ州からパハン州に続く海沿いでは新鮮な魚が獲れることもあって、このクロポッ レコーは地元の人達のおやつとしてとても親しまれています。
トレンガヌ州の町Kuala Terengganu(クアラ トレンガヌ)のはずれには、このクロポッ レコーを売るお店がずらりと続く通りがあり、常に地元の人達で賑わうほど。それくらい地元の人達に愛されているおやつなのです。
東海岸の海沿いで、風に吹かれながらクロポッ レコーをつまんだら本当に美味しいでしょうね。
【クロポッ レコーはどこで買える?】
マレー半島の東海岸でよく食べられるとは言え、そこまで行けない人は例えば屋台が並ぶPasar Malam(パサー マラム/夜市)やPasar Pagi(パサー パギ/朝市)で買うことができます。
揚げられた状態のものを買うことができ、だいたい5個でRM1(約26円)が相場ですから本当に手軽なおやつです。
お店で購入するとチリソースが添えられてきたり、場合によってはお店の人がかけてから渡してきたりもします。もし辛いものが苦手な方はできるだけ別添えでとお願いするといいでしょう。
また、ローカルのスーパーなどでは自宅で揚げることができる冷凍パックも売られていることがあります。冷凍食品コーナーでぜひ探してみてください。
【最後に】
昔からマレーシア人達に愛されている素朴なおやつ、クロポッ レコー。ひと口食べればきっと、どこか懐かしさを思い出す味だと思います。
マレーシアと日本、どちらも感じられる味としてぜひ食べてみてください。