皆様、こんにちは。
ハムザと出会ってから知った、マラッカのマレー系の郷土料理であるLempeng(レンペン)。
マラッカまで行かないとなかなか食べられないこのレンペンですが、なんと近所であるSelangor州(スランゴル州)のBangi(バンギ)で美味しいお店を見つけましたので、今回ご紹介します。
- 【レンペンはどんな料理?どこの郷土料理?】
- 【KLから車で約一時間。マレータウンバンギで食べられる美味しいレンペン】
- 【もちっとした生地と油少な目な美味しいレンペン】
- 【レンペンを焼くお父さんの人柄も人気の魅力店】
- 【最後に】
【レンペンはどんな料理?どこの郷土料理?】
まずレンペンてどんな料理?ということで簡単にご説明。
ココナッツと小麦粉をミックスした生地をパンケーキのように薄く焼いたもので、主にMelaka州(ムラカ州)やJohor州(ジョホール州)辺りで食べられていることが多く、KL(クアラ ルンプール)やKLより北ではほとんどお目にかかることがない料理です。
私はずっと知らなくて、まだハムザと友人関係だった頃にマラッカのカンポン(田舎)を案内してもらった際に初めて食べました。(まさかこの時は、数年後に自分がこの人と夫婦になるとは思ってもいませんでした。)
【KLから車で約一時間。マレータウンバンギで食べられる美味しいレンペン】
マレーシアに引っ越してきてから自宅の近所でレンペンが食べられるところはないかと探してみたら。なんとありました!
KLから車で約一時間ほどの町バンギにある市場、「Bandar Baru Bangi市場」(Pasar Basah Bandar Baru Bangi)の横にある食堂エリアにお店を構える「SANI CATERER」です。
こんな感じの開放感溢れる食堂エリア。
基本的に、お店も訪れる人もほぼマレー系という完全なるマレーエリアです。たまに、本当にたまーに華人さんがいたり、日本人も私とかお友達がたまにはいたりしますが(笑)、外国人の姿はほぼ皆無なローカルエリアです。
【もちっとした生地と油少な目な美味しいレンペン】
焼き色がとても美味しそうなレンペン。ひと口食べてみたらその美味しさに思わず声が出ます!
これは甘いバナナ(ピサン)が練り込まれた、Lempeng Pisang(レンペン ピサン)。
こちらはココナッツフレーク(クラパ)が練り込まれた、ほんのりとした甘みが美味しいLempeng Kelapa(レンペン クラパ)。
必ず添えられてくるカレーをつけながらいただきます。このカレーの味も実は重要。こちらのカレーは美味しいのでついつい、付けすぎてしまう…。
マレーシアの朝ご飯の定番メニューであるロティ チャナイも美味しくて好きなのですが、私はどちらかと言ったらレンペンのほうが好きです。ロティ チャナイよりも油分が少ない感じでさっぱりしてるからか、食べ終わった後にあまりもたれないし、罪悪感も少ないです(笑)。
【レンペンを焼くお父さんの人柄も人気の魅力店】
こちらのお店はファミリー経営で、主にお父さんがレンペンやRoti Canai(ロティ チャナイ)を焼き、お母さんや娘さん息子さんがその他のNasi Lemak(ナシ ルマッ)などの食事やドリンクのサーブをするお店です。
テキパキとレンペンやロティ チャナイを焼いているお父さん、次々と訪れるお客さんも常連さんが多いようで色々な人に話しかけられてはニコニコと話している姿が印象的です。
そしてオーダーを取ったりサーブしたりと大忙しなお母さんも、とても明るく感じ良く話しかけてくれます。私とハムザは頻繁に訪れているので最近では覚えていただき、あれこれ話しかけてくれるのもとても嬉しいです。
【最後に】
こちらのお店、もちろん一番食べていただきたいものは今回ご紹介したレンペンですが、ロティ チャナイもナシ ルマッも美味しいです。そしてとても安いことも魅力の、地元の人達に愛されているお店です。
マラッカまで行かずとも、マラッカの郷土料理がいただけるこちらのお店、機会があればぜひ訪れてみてください。