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マレーシアの朝ご飯Roti Canai(ロティチャナイ)は具材がユニーク!おすすめメニュー&変わり種を紹介

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皆様、こんにちは。

 

マレーシアの朝ご飯代表格、もちもちサクサクの食感が魅力のパンケーキRoti Canai(ロティ チャナイ)。民族を問わずマレーシア人なら嫌いな人はいないのでは?というくらい、万人に愛されているメニューです。

 

 

ロティ チャナイの基本や食べ方を知りたい方は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

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今回はそのロティ チャナイのメニューに登場する人気メニュー、そしてちょっと珍しい変わり種メニューなどもご紹介しながら、ロティ チャナイの奥深い魅力に迫ります。

 

 

【豊富なロティ チャナイのメニュー】

 

まず、定番の何も具材を入れないプレーンのロティ チャナイ以外にどんなメニューがあるの?という方に。

 

これは、ロティ チャナイを提供するお店にあるメニューです。マレー語が分からなくても、たくさんのメニューが存在することがお分かりいただけるでしょう。

 

 

お店によってメニューの多さは異なりますし、メニューに記載があっても当日の仕入れ状況などでないものもあります。とは言え、これだけのバリエーションがあることに驚きです!

 

 

具材の味には特に決まりはありませんので、塩気のあるものから甘いおやつに向いているものまで、挟んで焼けるものであればなんでもメニューの候補になります。

 

そのメニューの多さゆえ実は私も全部を試してみたことはないのですが、今回はメニューに登場するもののなかから王道のもの、そして少し変わり種のものもご紹介しましょう。

 

【具入りの定番!卵入りRoti Telur(ロティ テロー)】

 

けっこう空腹だからしっかりめに食べたいな、という時に選びがちな卵入りRoti Telur(ロティ テロー)。

 

 

生地を焼く際に溶き卵を一緒に落として焼くだけのシンプルなものですが、卵に入り込んだ空気で少し柔らかなふわっとした食感になるため、口に含んだ時の柔らかさがたまりません。

 

卵が加わるだけで一気にボリュームが増すため、満腹になりがち。そのため、朝ご飯に限らず提供時間に制限がない店では昼夜を問わず人気メニューです。

 

【子供にも人気!おやつに最適なバナナ入りRoti Pisang(ロティ ピサン)】

 

甘いロティ チャナイ代表格は、おやつにもぴったりなバナナ入りのRoti Pisang(ロティ ピサン)。バナナ=Pisang(ピサン)です。

 

 

たっぷりと練りこまれた薄い輪切りのバナナは、熱を加えることで中でとろとろに。砂糖も少し足して焼きますので、口に含むと溶けた甘いバナナと相まって生地のもちもち感が混ざり合い、おやつにぴったり。

 

このロティ ピサン、大人から子供まで朝ご飯はもちろんのことおやつタイムにも人気のメニューですが、豆知識として夕方以降はバナナの在庫が切れるからなのか用意がない、というお店も多々あったり。あくまで運次第なのですが、どうしても食べたい場合は朝から夕方までがおすすめ時間帯です。

 

【そびえ立つロティ!みんなで食べたら楽しい三角のRoti Tissue(ロティ ティシュ)】

 

おやつとして楽しめるロティ チャナイの流れからもう一つ、ご紹介。

 

高くそびえ立つ…食べ物?なのか?と最初は思ってしまうかもしれませんが、これもれっきとしたロティ チャナイの一つです。

 


これはRoti Tissue(ロティ ティシュ)と呼ばれるロティ チャナイ。ティシュはまさにあのティッシュのことで、紙のように薄く焼いているためこの名前がついています。

 

焼く過程で粗目砂糖と練乳を混ぜるため、仕上がりはおやつにぴったりな甘い味わい。薄く伸ばして焼き上がった生地はパリパリとしていて、少しずつ手で割りながらいただきます。

 

作るところを見せてもらいましたが、薄い生地にも関わらずとても器用に巻いていき、そして最後にお皿の上で綺麗に立たせることも難なくこなしていました。

 

 

 ロティ ティシュは見た通り結構大きさがあり、そして甘さもあるので数人でおやつとしてシェアしながらいただくことが多いです。また、甘い味わいと手で割る動作が楽しいからか子供にも人気のメニューです。

 

【目玉焼きが乗ったRoti Canai Sarang Burung(ロティ チャナイ サラン ブルン)】

 

卵好きな方におすすめしたいのが、この目玉焼きが豪華に二個乗っているRoti Canai Sarang Burung(ロティ チャナイ サラン ブルン)です。

 

 

マレー語でSarang Burung(サラン ブルン)は鳥の巣。鳥の巣をイメージした丸いロティの真ん中に卵を二個落とし、焼き上げます。

 

卵自体に味付けは特になく、必ず添えられてくるカレーソースにつけていただいたり、お店によってはこの真ん中の卵の上にキーマカレーを乗せるスタイルでサーブされることもあります。

 

人によっては真ん中の部分にカレーをかけて卵と和えながらいただく場合も。いずれにしても、お好みのスタイルでいただいて問題ありません。

 

冒頭でご紹介している卵入りのロティ テローは溶き卵を混ぜて一緒に焼くスタイルですが、こちらの卵は目玉焼き。同じ卵好きでもさらに好みが分かれる部分ですので、ぜひ好きな方を試してみてください。

 

【つゆだく派に人気!スープをかけるRoti Banjir(ロティ バンジル)】

 

バリエーションが豊富なロティ チャナイの世界には、つゆだく派が楽しめるメニューもあります。

 

カレーやダルソースをかけた状態でサーブされるロティ チャナイ、Roti Banjir(ロティ バンジル)です。おおう、茶色いしお皿全体に広がってなかなか激しい見た目!と思う方もいらっしゃるでしょう(笑)。

 

 

マレー語でBanjir(バンジル)は「洪水」を意味し、災害の際も使われる単語です。そのBanjirを「つゆたっぷり」といった感じでメニュー名に使用。日本語ならつゆだくという言い方がまさにぴったりのメニューです。

 

カットされている焼きあがったロティ チャナイに、Kuah(クア)と呼ぶカレーなどのソースをたっぷりと注いでいます。スープでひたひたにしながらもちもちのロティ チャナイといただくスタイル。

 

私はスープとロティ チャナイを別でいただくのが好きなのでめったに頼むことはないのですが、マレーシア人の中でも特にマレー系の人たちはおかずやスープを混ぜて(Campur/チャンプル)いただく食スタイルを好むからか、このロティ バンジルが好きな方も多いようです。

 

【全部乗せ&つゆだくのRoti Banjir Special(ロティ バンジル スペシャル)】

 

そしてこちらは、先ほどのロティ バンジルにさらに卵や野菜などをトッピングした全部乗せとも言えるスペシャルバージョン、Roti Banjir Special(ロティ バンジル スペシャル)。

 

 

もちろんロティ チャナイが入っていて、というかロティ チャナイの上からあれもこれもかけられているのですが、もはや主役はどれだろうという感じの仕上がりです(笑)。

 

おかずも増えてつゆだくということで、これひと皿食べたらかなりな満腹感。朝ご飯メニューとしてあるのですが、これを朝に完食はなかなか厳しいというボリュームですから、シェアしていただくのもいいでしょう。

 

真ん中に鎮座する赤いソースはマレーシアの食卓には欠かせない辛いSambal(サンバル)。真ん中から徐々に広がっていってしまいますので、辛いのが苦手な方は別添えにしてもらえるようにオーダーがおすすめです。

 

【パハン州クアンタンで食べたい豪華ロティ チャナイ】

 

最後は私が旅先で見つけた豪華なロティ チャナイです。どこのお店でもあるというメニューではないのですが、とてもおいしかったのでご紹介します。

 

メニュー名は非常に長く、「Roti Gulung Duda Terhangat TSUNAMI」(ロティ デュダ トゥルハンガッ ツナミ)。名前は覚えなくてもいいですが(笑)、ベースは先ほどご紹介しているロティ バンジルから派生したメニューです。

 

 

ロティ チャナイの生地の中にチェダーチーズ、そして刻んだDaun Saderi(チャイニーズ セロリ)が適量挟み込まれて一緒に焼かれています。それを輪切りにして並べた上からさらにたっぷりと辛みのあるグレービーをかけ、半熟卵もなんと豪華二個乗せ!とてもおいしいですがボリューミーすぎるためシェアがおすすめです。

 

Pahang州(パハン州)の海沿いの町Kuantan(クアンタン)を訪れた際に見つけたお店で、こちらの記事で詳しくレポートしています。ご旅行で行かれる方も多い町ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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【最後に】

 

今回は人気の朝ご飯メニュー、ロティ チャナイの具に着目をしてご紹介しました。個人的におすすめのものを厳選してみましたが、メニューの写真を見てもお分かりのとおり、まだまだたくさんあるロティ チャナイ。

 

広いマレーシアのどこを訪れてもだいたいの町で提供しているお店が見つけられる定番メニューですが、お店ごとのおいしさや個性が出るメニューでもあります。お店の人に「どんなものがありますか?」と聞いてみて、気になるものをオーダーしてみるのも楽しいでしょう。

 

ぜひ、皆さんそれぞれのお気に入りのお店、そしてお気に入りの具材メニューを見つけてみてください。

 

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