皆様、こんにちは。
マレーシアの朝ご飯の定番メニューと言ったら、なんと言ってもNasi Lemak(ナシ ルマッ)。
そして、そのナシ ルマッと並ぶ人気メニューがRoti Canai(ロティ チャナイ)です。
このロティ チャナイについては他のブログやネット記事などでもたくさんご紹介されていると思いますが、今日はその中身、つまり具に着目をしたご紹介をします。
- 【外側はカリッ!中はふわっもち!が美味しい!】
- 【自分好みの組み合わせが可能!付け合わせのカレーは選べる】
- 【個人的イチオシの具 第三位!おやつに最適「ロティ ピサン」】
- 【個人的イチオシの具 第二位!ちょっと贅沢な味わい「ロティ テロー」】
- 【個人的イチオシの具 第一位!玉ねぎのシャキシャキ食感「ロティ テロー バワン」】
- 【番外編 みんなで食べたら楽しい三角にそびえ立つロティ!】
- 【最後に】
【外側はカリッ!中はふわっもち!が美味しい!】
まずはロティ チャナイとはどんな料理?ということで簡単にご紹介。これがお店でよく目にする、定番のロティ チャナイです。
これは生地のみのプレーンタイプ。Roti Kosong(ロティ コソン)と頼めば出てきますし、「ロティ チャナイ」とオーダーをしても、だいたいこのスタイルで出てきます。
材料は、小麦粉、塩、マーガリンもしくはギーと呼ばれる油。これに水を含ませてよく捏ね、発酵をさせたら生地が完成。
お店ではその生地を鉄板の上で薄く伸ばして焼きながら重ねていきます。
外側はカリッとしていて、手でちぎるとパリパリとしています。そして口に含むと中の生地がもちっとしていて本当に美味しいのです!
【自分好みの組み合わせが可能!付け合わせのカレーは選べる】
ロティ チャナイの生地自体に塩が含まれていること、そして油たっぷりで焼くのでとても香ばしくてそのままいただいても十分美味しいのですが、やっぱりここはカレー、そして辛いもの天国マレーシア。なんとこの付け合わせにはカレーが出てきます!
とは言え、一緒に出てくるカレーはパンで言えばジャムやマーガリンみたいな位置づけのものなので、カレーも小皿にグレービーのみでお肉はなし、ということがほとんどです。
この付け合わせのカレー、実はお店によって個性が出るもので、カレーの種類や辛さも色々。もし好みのカレーでいただきたかったら、あらかじめ聞いてみるといいですよ。
例えば、辛くないカレーがいいとか、Kari Kambing(カリ カンビン)(山羊のカレー)がいいとか、言ってみると用意さえあればその要望に応えてくれるお店が多いです。
ちなみに私イチオシのカレーのオーダーは、カレーに少しSambal(サンバル)を垂らしてもらうことです。
写真のカレーの中に赤い部分があります。それがサンバルです。
サンバルはマレーシアの食卓には欠かせない辛いソースですが、これを少しカレーに加えることで、辛みとコクがプラスされてカレーが一層美味しくなります!というか、極めてマレーシアっぽい味わいになる、というのが正しいかもしれません(笑)。
もしサンバルなしでサーブされても、お店の人に「サンバルが欲しい」と言えば、ほとんどの場合は問題なく追加してくれます。
【個人的イチオシの具 第三位!おやつに最適「ロティ ピサン」】
ロティ チャナイの概要は掴んだところで、早速TOP3の発表にいきたいと思います。
まずは第三位。甘くて美味しい、おやつにもぴったりなバナナ入りのRoti Pisang(ロティ ピサン)です。
薄く輪切りにしたバナナがみっちりと入ったロティ チャナイ!熱を加えて中でバナナがとろけ、口に含むと溶けた甘いバナナと生地の油が混ざり合って、幸せな味わいです。
このロティ ピサン、大人から子供まで、朝ご飯はもちろんのことおやつタイムにも人気のメニューです。
【個人的イチオシの具 第二位!ちょっと贅沢な味わい「ロティ テロー」】
そして第二位。ちょっと贅沢にしたいな、という時に食べたい卵入りRoti Telur(ロティ テロー)です。
生地を焼く際に溶き卵を一緒に落として焼くだけのシンプルなものですが、卵が加わるだけで一気にボリュームが増し、そして漂ってくる香りも豪華になるというもの。
卵に入り込んだ空気で少し柔らかなふわっとした食感になるところも気に入っています。
【個人的イチオシの具 第一位!玉ねぎのシャキシャキ食感「ロティ テロー バワン」】
そして堂々の第一位。玉ねぎと卵の豪華二点トッピングのRoti Telur Bawan(ロティ テロー バワン)です!
写真では一体どこに玉ねぎが…?という感じかと思いますが、実はみじん切りにした玉ねぎが生地の中にたくさん隠れていて、具が二種類も入っている分、少し厚みも増しています。
モチッとした食感の中にシャキシャキとした玉ねぎの食感が加わるとアクセントになってとても美味しいし、さらにこの玉ねぎの味わいが付け合わせのカレーと合うのです。
私はこの玉ねぎとカレーの味のコンビがとても好みで、このロティ テロー バワンを頼んだ時はカレーの減りがかなり早いです。ついついたっぷりと浸して食べたくなってしまうのです。
【番外編 みんなで食べたら楽しい三角にそびえ立つロティ!】
ここまでTOP3のご紹介をしましたが、ひとつだけ番外編として珍しいロティ チャナイをご紹介します。
高くそびえ立つ…食べ物?なのか?と最初は思ってしまうかもしれませんが、これもれっきとしたロティ チャナイのひとつです。
これはRoti Tissue(ロティ ティシュ)と呼ばれています。ティシュはまさにあのティッシュのことで、紙のように薄く焼いているためこの名前となっています。
焼く過程で粗目砂糖と練乳を混ぜるため、仕上がりはおやつにぴったりな甘い味わい。薄く伸ばして焼き上がった生地はパリパリとしていて、少しずつ手で割りながらいただきます。
作るところを見せてもらいましたが、薄い生地にも関わらずとても器用に巻いていき、そして最後にお皿の上で綺麗に立たせることも難なくこなしていました!
ロティ ティシュは見た通り結構大きさがあり、そして甘さもあるので数人でおやつとしてシェアしながらいただくことが多いです。
【最後に】
人気の朝ご飯メニュー、ロティ チャナイの具に着目をしてご紹介した今回の記事。個人的にオススメのものを厳選してご紹介しましたが、他にもメニューはまだまだたくさんあります。
ロティ チャナイはどこのお店でも提供している定番メニュー。そのため、お店ごとの美味しさや個性が出るメニューでもあります。お店の人に「どんなものがありますか?」と聞いてみて、気になるものをオーダーしてみるのも楽しいと思います。
ぜひ、皆さんそれぞれのお気に入りのお店、そしてお気に入りの具を見つけてみてください。