Saya Cinta Malaysia

マレーシアの文化や今昔のマレーシア旅。マレー系夫との国際結婚あれこれ。

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マレーシアで買える!イスラム教徒が愛用するアルコールフリー香油

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皆様、こんにちは。

 

国や男女を問わず愛用者が多い香水。ここマレーシアでもハイブランドからお手軽なものまで、たくさんの香水や香りのグッズが売られています。

 

 

今日は、その香りグッズの中でもイスラム圏であるマレーシアだからこそ楽しめる「香油」について詳しくご紹介します。

 

 

イスラム教徒が愛用するアルコールフリー香油】

 

マレーシアで暮らすようになると、日本と比べて男女を問わずいい香りをまとう人が多いことに気づく方も多いと思います。

 

日本でも愛用者が多い、いわゆる「香水」を使用している人ももちろんいますが、ここマレーシアでは「香油」を愛用するイスラムの方が多くいます。

 

香油とは、精油エッセンシャルオイル)など天然の香りエッセンスに動物性または植物性のオイルを混ぜたものです。そしてその最大の特徴は「アルコールが使用されていない」という点です。

 

 

この「MINYAK WANGI TANPA ALKOHOL」というマレー語の記載が、「アルコールなしの香油」という意味です。

 

 

イスラムの訓えで禁忌とされるアルコールを含まず、イスラムの方でも安心して身体に使用することができることから彼らはこの香油を好んで使用しています。(もちろん、その使用や訓えの順守の基準は個々の判断によるため、これにこだわらない方もいらっしゃいます。)

 

【マレーシアで手軽に買える香油】

 

ご存じの通り、イスラムが多く占めるマレーシアの人口構成。ここマレーシアではそのような事情からこの香油が多く売られ、特にイスラムであるマレー系マレーシア人が多く集まるエリアには、必ずこの香油を売るお店があります。

 

 

スーパーやショッピングモールの一角などにも、なかなかな存在感を放つ香油がずらりと並んだコーナーがあったり。

 

 

こんな感じでモールの通路スペースにワゴンでお店を出しているのもよく見かけます。

 

 

【香りがゆっくり持続。ロールオンタイプの「香油」の魅力】

 

アルコールを使用しない香油。その最大の魅力は香りの持続時間が非常に長いことです。

 

 

日本を含めた非イスラム圏で流通する一般的な香水のほとんどには、揮発性があるアルコールが含まれています。アルコールが飛ぶとその香りの効果はかなり薄くなるのが特徴。一方で、アルコールを使用していない香油は揮発性がないため、香りがゆっくりと続くのです。

 

 

そして、マレーシアでもいわゆるスプレー式のこのような香水も多く売られてはいるものの、同じくらいによく見かけるのがロールオンタイプです。

 

【ロールオンタイプの「香油」の使い方】

 

香油の多くはこのようなロールオンタイプの容器となっており、先端の丸い部分を肌に直接転がして香油を塗るのが一般的です。

 

 

肌に直接と先述しましたが、肌が弱めの方は汗と反応して肌荒れを起こすことも。まさに私自身がそうでして、肌荒れ回避策として服の裏地部分に軽く付ける方法もあります。ただし、あくまで「油」なので、服の表に塗ってしまうとうっすら跡がついてしまいますのでご注意を!(とは言え、お洗濯すると落ちますのでご安心ください)

 

気になる香りの持続時間はと言うと。あくまで私の場合ですが、たとえば午前中出かける時に服の裏に二~三カ所ほどつけて出かけると、夕方や日没くらいに帰宅するまでほんのりと香ってくれます。夕方頃でも一緒に過ごしている人から「何か香水をつけてる?いい香りがする。」と尋ねられることもありますので、その香りの効果は間違いないようです。これは肌に直接でも服につけた場合でもあまり変わりはないようです。

 

【種類は無数。香油の選び方のコツ】

 

実際に使ってみたいけど、どうやって買うのか分からないという方も多いでしょう。お店に行ってみると、並んでいる香油の種類の多さに圧倒されることも多いし、香油に限らず、多数の中から好みのものを見つけ出すお買い物はなかなか大変ですよね。

 

 

ピンキリではあるものの、中にはこんな感じで圧巻なほどの量の香油の大瓶が並ぶお店もあります。

 

 

こんなにたくさんあるとどこから手をつけていいのか、という感じにもなりますね。

 

もちろんご自身の勘で好みの香りにたどり着くのもありですが、だいたいのお店はテスターを設けていたり、大瓶から実際に香りを手などにテスト用で塗ってくれます。

 

お店の方に香りの好みを伝えてみるとお買い物がだいぶスムーズになります。例えば「甘い感じの香りが好き」とか「柑橘系が好き」などでも大丈夫です。私の経験から言うと、お店の方はそんな伝え方でもかなり好みに近いものを出してきてくれます。

 

また上級レベルではありますが、好きな香りを自分でブレンドして購入することも出来ます。お店の方がブレンドを奨めてくれる場合もありますし、もし好みの香りにたどり着けなかったらブレンドをお願いしてみるのもいいかもしれません。

 

【小さなボトルで購入してお試しも可能】

 

ロールオンタイプの香油、冒頭でも紹介したようなこの可愛らしいパッケージのものから小さな小瓶タイプのものまで、あちこちで売られていますが、手軽にいろいろ試してみたい方にぜひおすすめしたいのが量り売りでの購入です。

 

 

お店でお気に入りの香油が見つかったら、三つほどのそれぞれ大きさの違う小さなボトルから希望のサイズを選び、そのサイズ分だけ購入ができるというスタイルです。ちなみにこの小さなボトルも、先端部分は先に紹介したようなロールオンタイプとなっています。

 

このような、サイズ違いのボトルからどれがいいかと聞かれますので、希望の大きさを伝えればそのボトルに香油を移してくれます。

 

 

価格は原料が割高なものを含む場合もありますので多少変動しますが、だいたいは大瓶に価格が明記されていますし、もちろんお店の人に聞けば詳しく教えてくれます。

 

私がよく購入する一般的な価格帯はだいたいこれくらい。ただし、最近のマレーシアの物価変動はなかなか激しいのでご注意ください。

 

3ml=RM15前後

6ml=RM20前後

12ml=RM30前後

 

 

私はこの小さなボトルでの購入スタイルがとても気に入っています。香りは難しいところがあって、お店で肌に軽くつけて見た時は気に入っても時間が経つと身体のあれこれと反応してちょっと変化しますよね。長くつけてみないと分からないこともあるので、テスト的に購入できるのはとても良いです。

 

また絶えず変化を求める性格の方ですと、香りも気分に合わせてひんぱんに変えたいという場合もあるでしょう。そんな方でもこの小さなボトルならあまり無駄になることもなく、そして安価に数種類の香りを楽しむことも可能です。

 

ただし、お気に入りの香りをまた買いたい時に同じ香りを見つけられないという事態を避けるためにも、購入の際は大瓶に貼られた香油の名称を写真に収めるとか、購入した小ボトルに名称のラベルを自作するなど記録に残すことを推奨します。

 

 

私は購入時はいつもこんな感じで撮影をさせてもらってから、お店を後にしています。

 

イスラムと香油の関係について】

 

イスラムの方にはあまり必要ない知識とは思いますが、せっかくですので香油とイスラムの関係性について少しだけ。

 

この香油、イスラムの人たちは普段使いはもちろんのこと、それ以外にも特別な使い方をします。

 

それは礼拝の前に香油をつけること。自らいい香りをまとうことで気分がリフレッシュできて礼拝に集中できるという理由でつける方が多いです。またそれ以外の理由として、イスラムの礼拝は隣同士の人とかなり接近して行うのですが、その際に隣や周囲の人に良い香りがするようにという配慮もあるそうです。

 

 

もちろん全員が必ずそのようにしているわけではありませんが、イスラムの大事な礼拝となる金曜礼拝の前には、スンナ(イスラムの訓えでやったほうがいい推奨事項)としてシャワー後に香油をつけることが推奨されています。

 

これについて初めて聞いた時は、マレーシアで接していたマレー系(イスラム)の人の多くがとてもいい香りをまとっていたことに妙に納得したのでした。そういえばまだ友人関係だった頃のハムザもいつもいい香りしてたなあ、と思い出したりしました(笑)。

 

【最後に】

 

マレーシアで購入できる香り「香油」についてご紹介しました。

 

最後に。イスラムにまつわるグッズの購入について必ず質問されることですが、この香油についても非イスラムの方が購入したり使用することに問題はありません。

 

基本的にはイスラムの方がメインで訪れるお店が多いので少し入りずらい、という気持ちは大いに理解できますが、ぜひ臆せずお店をのぞいたり購入したりしていただきたいです!お店の方も喜んで対応してくれますので、ぜひ自分だけの素敵な香りを見つけてみてください。