皆様、こんにちは。
Perak州(ペラ州)には観光地として多くの方が訪れるIpoh(イポー)という町がありますが、KL(クアラ ルンプール)からそのイポーに向かう途中にBidor(ビドー)という小さな町があります。
今日は、多くの人は通り過ぎてしまうであろうそのビドーという町についてご紹介します。
- 【ビドーに行ってみたいと思った理由はほんの小さなきっかけから】
- 【ビドー中心部は旧い建物がそのまま残る町並み】
- 【マレーシアでは珍しくなってきたバスもまだ現役!】
- 【道端の屋台もどこか懐かしい佇まい】
- 【山間部に位置するペラ州は農作物も豊か】
- 【最後に】
【ビドーに行ってみたいと思った理由はほんの小さなきっかけから】
私がビドーという町の存在を知ったのは、おそらく2005年くらいのこと。マレーシアの地図を眺めていた時にこの「Bidor」という綴りを見つけ、なんとなく素敵な響きの町だなと思っていました。私は他の人から見たら「そんなきっかけ?」と思うようなことでスイッチが入り、マレーシアのその町に行ってみたいと思うことが多々あります。
ビドー自体はこれと言って何もない、とても小さく見処も特にない町だとは思います。
と、ここまで書いて思い出しましたが、2013年にビドーの郊外で食事に立ち寄り、ママッでRoti Tisu(ロティ ティシュ)を食べていますね…。
この時はビドーの町の中心を通った記憶は一切なく(方向から考えて多分通っていないはず)、その後も「何となく名前が素敵で気になる」という理由でずっと行きたい町候補に入れていましたが、やっと今回イポーへ向かうドライブの途中で立ち寄ることができました!
【ビドー中心部は旧い建物がそのまま残る町並み】
町の中心と思われる辺りに車を停めて歩き出してみたら、昔のマレーシアの雰囲気が色濃く残っている町ですごく懐かしい感じです。
ここは、華系マレーシア人達でなかなかの人気ぶりだったコピティアム「新天天茶餐室」。
こじんまりとして華系マレーシア人が多い印象です。ぐるっと歩いても一時間もかからないだろうという規模ですが、近隣の村の住人達はここにお買い物や食事に来ているのかなという感じで、小さな町にぎゅっといろんなものが凝縮されているようでした。
町の中心には小さい旅社と呼ばれる安宿もあったので、いつか泊まりで来てみたいなと思いました。
【マレーシアでは珍しくなってきたバスもまだ現役!】
バスも久しぶりに見る懐かしいタイプ!まだこういうバスが走っていることに驚きと共に感動すら覚えたり。
最近はマレーシアの地方都市に行ってもこういう古いバスにはなかなかお目にかかりません。冷房もなくて停車しているととても暑いのですけど、走り出すと全開にした窓から風が流れ込んで涼しいんですよね。昔は旅でこういうバスに乗ってあちこちを移動して、車内でいろんな人に話しかけられたなと思い出しました。
【道端の屋台もどこか懐かしい佇まい】
ビドーの町並み自体が懐かしい雰囲気を感じさせるのは、ところどころに現れる食べ物の屋台やお店も昔のままの姿を残しているからかも。
華系のおじさんが屋台で売っていたクエ。
カラフルで美味しそうだし小腹も空いていたので立ち止まったら、ニコニコとしながら色々説明してくれてとても親切なおじさんでした。もちろん購入し、友人と二人で道端であっという間にたいらげました(笑)。
町に着いたのは15時過ぎくらいで、都会であればまだまだこれからが活動タイムの時間なはずですが、この小さな町はそれぞれが店じまいに向けて動き出してる雰囲気で、お店の人たちもちょっと気怠い感じの空気が流れていました。
歩いているうちに暑くなって目に着いた涼茶のスタンドも、店番の人はいなくてご自由にどうぞスタイルの販売でした。
【山間部に位置するペラ州は農作物も豊か】
町のいたるところにPetai(プタイ豆)(マレーシアの臭いお豆と呼ばれるお豆です。でも身体にはいい)がどっさり売られていて、旅の最中なので買っても絶対困ると分かってるのに欲しくてたまらなくなってしまいました。
ペラ州はプタイ豆の産地だったりするのかなと一瞬思った後に、そうかペラ州は山間部だし色々野菜や農作物はふんだんにあったなと気が付きました。
【最後に】
あっという間に見終わってしまうくらいの小さな町ビドー。
所々にあったクラシックなKopitiam(コピティアム)で朝ご飯を食べたらきっと美味しいだろうし、のんびりマレーシアのコーヒーであるKopi(コピ)を飲んで、少しずつ町を歩いて小さなお店をのぞいて、宿に戻って昼寝をする。また数年後にでもそんな旅をしたいなと思いながら、ビドーの町を後にしました。